704h "プレゼント" 2026年6月27日

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@704h
2026年6月27日
プレゼント
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伊坂幸太郎,
宮部みゆき,
恩田陸,
梨木香歩,
江國香織,
町田そのこ,
米澤穂信
読み終わった。 めちゃくちゃ面白かった!現代日本文学入門としてもこれ以上ないし、馴染みのファンにとっても楽しめる内容なのだと思う。自分は現代日本文学はほとんど読んでこなかったので、新鮮な目で読めたことも良かったと思う。以下敬称略。 中でも個人的に好きだったのは宮部みゆきだけれど、怪奇小説が好きなのでフェアではないかも。短編ではあるが背筋が凍る思いをして痺れた。ホラーを理解してないと描けない描写。大作家の迫力がある。 あとは、江國香織と梨木香歩の日常からちょっとはみ出た可笑しみは、幸せな余韻も含めてとても好きだ。何でこんなに瑞々しいのだろうか。 江國香織の作品は当時の自分を思い出した。彼女と祖母。どちらももういない。でも素敵な思い出。 梨木香歩の小説も、今住んでいる場所で似たようなことがあり(松ではなく柿の木だったが)、それだけに感情移入して読めた。本作が本書で一番笑った。 伊坂幸太郎は、学生時代に何冊か読んだだけだったが、こんなところまで行っているのかと驚いた。ネタバレしたくないので言及は控える。是非読んでほしい。 米澤穂信の作品からは「本格」という言葉が想起された。「人間」の上に社会の仕組みを積み重ねて行くことで醸し出される重厚感。短いページ数で社会問題の重みもきっちり描いていて、この本のテーマ以上に社会的な役割まで考えられているのではないかと頭が下がる思いがした。 町田そのこは、37才のおじさんが読むにはどうしても照れがある。奥手の恋愛。好きですけど。ジャンプよりサンデーですから(?)。 全体でみてもバラエティに富んでいてバランスも良いと思う。どの作品から読んでも良いし、編集を信じて最初から読んでも良い(私は最初から読んだ)。 恩田陸はスピンオフ作品らしいが、読んでなくても楽しめた(もちろん読んでた方が楽しめるかもしれない)。逆に伊坂幸太郎はスピンオフかと思っていたが違うらしい。ホームズ形式の応用のようだ。 読み終わってみると、日本人にとって「夏」は多くの意味を持つのだなと感慨深い。奇跡のアンソロジーでした。
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