
いちのべ
@ichinobe3
2026年6月27日
血を分けた子ども
オクテイヴィア・E・バトラー,
藤井光
読み終わった
著者のプロフィールを知らぬまま読み進め、途中のエッセイでおやと思い、見てみたら1947年生まれ、2006年没と知り驚いた。何もかもがまったく古びていない短編集だったから。「血を分けた子ども」がネビュラ賞を受賞したのが、俺の生まれた年だったとは!
SFやファンタジーも、その要素がない作品も、エッセイも、何もかもが自分の嗜好に馴染んで、読み終えるのが惜しかった。
後半で好きだったのは新作短編として収録された「恩赦」で、「血を分けた子ども」とはまた別の形の、地球外生命体との共生あるいは搾取、権力勾配のある関係性が描かれていた。地球外生命体にとって人間がどんな存在なのか、が分かった瞬間の驚きと悍ましさよ。