
本が好きな猫
@nekomum
2026年6月27日
透明な夜の香り
千早茜
読み終わった
読書日記
香りというよりも匂い?5章の途中から読むのが少ししんどくなったけれど、想像した通りの結末だったのと、大家さんとお友達のさつきちゃんがいたから、読み終えられたかもしれない。
⭐️この本を読んでいる時、以前読んだ「WHAT HAPPENED TO YOU?」で精神科医が語っていた青年の体験を思い出したので、ここに残しておこうと思います。
※ 幼少期、父の暴力により施設を転々としながら育った青年は、精神科医のケアを受け、学校へ通えるまでに回復していた。でも、学校の先生が青年に近づこうとするたびに、青年は動揺してしまう。
ある日、精神科医は青年の父が使っていたスパイスのきいたデオドラントの匂いが、青年の先生の匂いと同じだと気づき、先生に事情を説明して「無香料のデオドラントに変えてもらえないか」と提案しました。
その後、青年は落ち着きを取り戻し、クラスの優等生になるほど劇的に変わったという。父と同じ匂いのする学校の先生が近くにいただけで苦しめられていたのです。青年の脳には、その香りと結びついた苦痛と恐怖の記憶が刻まれていた。
「透明な夜の香り」のように、匂い、そしてイメージが、若い頃に形成された記憶を呼び起こすことがある。香りは、愛されていた温かい記憶として思い出されることもあれば、トラウマを引き起こす引き金になることもある。










