ことね
@reads666
2026年6月28日
“文学少女”と繋がれた愚者
竹岡美穂,
野村美月
かつて読んだ
今回は心葉のクラスメイトの芥川に焦点が当てられたお話でした。真面目で誠実な芥川の周囲で次々と事件が起こり、心葉も過去のトラウマと向き合うことになり、二人が精神的に追い詰められていく展開がとても苦しかったです。
特に印象に残ったのは、心葉と遠子のやり取りです。
「…なにも、知りたくなかった…。誰とも近づきたくなかった…会わなければよかった…」
「それじゃあ心葉くんは、わたしとも、会わないほうがよかったと思う?」
人との出会いは、ときに傷つくこともあります。それでも、その出会いがあったからこそ得られるものや、大切な人との縁もあるのだと感じます。傷つくことを恐れる気持ちに寄り添いながら、それでも失敗を恐れず、未来に向かって進む大切さを教えてくれる一冊でした。




