
紫香楽
@sgrk
2026年6月27日
ペスト
カミュ
読み終わった
おもしろかった!
特に後半はかなりずっと熱いシーンが続いて登場人物もみんな魅力的でよかった。
カミュの文章も描写が非常に美しくて好き。
最後にこれまでの文を書いてきたのはリウーだと分かるわけだけど、リウーがあの客観的なようで美しく情熱を感じる描写たちを書いたのだと思うと改めてリウー…!!好きだ……
でも好きなのはどちらかと言うとタウーかも。リウーとタウーが親友になるのが良すぎる(だけに終盤が悲しすぎる)。
リウーとパヌルーの関わりもいい。だけにパヌルーの死も……
タウーの理想とした思想は現代にも通じるところがあると思う。ただ全てを知ってるとするのはやはり傲慢で勘違いだと思う。
リウーの理性的な理想もいい。
タウーの選ぶ手法が「共感」であるというところも、現代に必要なのってタウーみたいな人だよなあという感がある。
タウーは、人の死ぬようなことを自分はしないとしたことで、自分は歴史に関わることはないというような文章があるんだけど、現代においては人を殺さない、殺させないために動くことによって歴史が動くこともあるのでないかな?
ランベールもよかったな〜
出て行かないと決めるところや働くと決めるところもだけど、別に怖いわけじゃない、負けた戦争にも出たことあるし、と言うランベールに対してリウーがペストと戦うことはヒロイズム的なことではなく誠実さだと言うところもよかった。
人間に希望を持っている人なのだという作家なことが(異邦人だとあまりわからなかったが)伝わってきてとてもよかった!
