あかねいろ "悲鳴" 2026年6月28日

悲鳴
悲鳴
櫛木理宇
櫛木さんの作品はまだ五冊ほどしか読んでないけれど、そのなかでもかなり明るい終わり方をしたのでビックリした。 ただ、喉に絡むような重苦しいテーマと内容に反するあっさりさっぱりとした独特の読み味は、やっぱり櫛木さんの作品だとも思わされた。 この作品の舞台は、平成生まれの自分が想像していた『昭和時代の男尊女卑社会』を更に凝縮して煮詰めたような世界観で、正直誇張なんじゃない?と思ってしまう程だったけれど、しかし、身の回りにある生活を見返してみると、その凝縮された価値観の残滓みたいなものを感じたりもする。 古くから形成されている男女の役割みたいなものは、それはそれで大事なことだとは思うけれど、まずは一人一人の人間として接していかなければならないなと、改めて思い直した。
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