時間のかかる読書人 "「学び」がわからなくなったと..." 2026年6月28日

「学び」がわからなくなったときに読む本
(鳥羽)いまのAIと人間の話は、「センスの哲学」で特に興味深かったトピックの一つです。いま「データを食わせる」とおっしゃったような反復による知識と技能の蓄積が、AI的な即物性とランダム性を生み出し、それがはからずもリズミカルな陳列を生み出すかもしれないということ、さらにそれが創作やビジネスにおける「センス」につながるかもしれないことが示唆されています。つまり、千葉さんのいまのお話を踏まえれば、人間も最初に大量のデータを食わせなければジェネレートできない。そして、いつまでも表面の意味や感情にとらわれていては、ビジネスでも芸術でも「その人らしさ」みたいなものは発揮できない。極言すればそういう話だと感じました。この意味で、勉強を「自分専用のAIエンジンをつくること」ととらえるというヒントは、暗記をする意義のなかで最も説得力があると感じます。暗記の先において、その人なりの「リズム」が生まれるのですから。
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