こた "酒をやめられない文学研究者と..." 2026年6月28日

酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話
松本俊彦さんの単著は好きです。 でも何冊も読んでいると、単調さを感じます。 同じ人が同じ問題について語るわけですから、十八番の話は繰り返されて当然です。 本書は、往復書簡という形式を採ったことによって、著者たちが互いに刺激を与え合い、「いつもの話」に収まらないものが展開されているところが魅力的です。 横道誠さんのかなり明け透けな自己開示に引っ張られるかたちで、松本俊彦さんの臨床的な悩みが率直に吐露されています。 アディクションとの付き合い方に決まりきった「正解」がないことがわかるやりとりです。 軽やかな読み味の一冊です。
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