
あずき(小豆書房)
@azukishobo
2025年3月26日
やんごとなき読者
アラン・ベネット,
市川恵里
かつて読んだ
ふと思い出した
英国クイーン、晩年になり、ひょんなことから読書にはまる(…という設定の物語)
おかげで公務はうわのそら。隙あらば本を開く。側近たちには大不評。コメディタッチで話は進む。
まずは読んでみる、から始まった女王の読書。次の本、また次の本とのめり込むうち、だんだん物事を深く考えるようになったり、世界を想像してみたり、人の心を理解したりするようになっていく。
読書の力、読むことの本質を丁寧に描いた作品。読書好きには共感できるところがおおいにあると思います。本はすべての人に平等なのだ。


