
はぴ
@happy-reads
2026年6月28日
あなたが消された未来
ジョージ・エストライク,
柴田裕之
読み終わった
例えばバイオテクノロジー。
使うべきか、べからざるか、ってハナシじゃなく。どんな技術なのか、どんな結果が考えられるのか、どう選択すべきか、ってハナシでもなく。
その技術を、選択の方法や提案を、科学者や企業が「どう語っているのか」に注目してみる。
どんなふうに「説明」しているのか。
いや、説明して選択を促しているように見せて、その実その語りってやつはまごうことなき「説得」でもある。価値観を誘導するレトリック。社会の眼差しを映し出す鏡。
抽象化、単純化して、ひとつのカテゴリー(一般論)として「障害」をひとくくりに語ることの、無自覚の(あるいは意図的な…)大きな影響力。
ネガティブなイメージ(知的障害は攻撃的になる)であれ、善意で理想化されたキャラクター像であれ(ダウン症は純粋無垢)、
そのレトリックは、彼らも生身の人間であることを見えなくする。彼らの存在を社会から締め出す。
私は身内や身近な人に、そういう「障害」に分類される人はあまりいない。いや、それこそ可視化されていないだけかも。見ようとしていないのかも。。
同時並行で小林亜津子せんせの生命倫理の本を読んでるけど、あっちは善悪(選択)の基準は何か、を問うものだった。
それももちろんダイジだけど、選択を提供している(ように見せかけている)レトリックに対して、私たちはもっと意識的になったほうがいいのかもしれない。

