
うない
@tryagain
2026年6月29日

記憶にない殺人
エイミー・ティンテラ
読了
主人公であるルーシーのことは、あまり好きになれなくて、ルーシーの祖母であるべヴァリーが登場する場面が一番楽しく感じられる。これはミステリというよりはDV被害の話である。べヴァリーの
―ふたりの男(自分の父親と夫のこと)が死んでから、わたしの人生はうんとよくなった。男は女性を守ってはくれない、ほんとよ、これは。やつらは自分たちを、互いを守るだけ。幸せな人生からわたしを遠ざけるだけだった―
ということばが忘れられない。
もうずいぶん昔のことだが、作家の井上ひさしが当時の妻である好子さんに暴力をふるっていたという件を思い出した。まわりの編集者たちはみんな知っていたのに…。