
Unununium
@Unununium_111
2026年6月29日
読み終わった
密室劇、デスゲーム、ミステリーの要素がふんだんにある作品。その場で起こった殺人についてではなく、かつて起こった自殺と思われる殺人について、関係者が密室で議論していく様子は面白かった。
タイトル通り、登場人物の役割が探偵、犯人、被害者とコロコロ変わる様子が楽しい。
ある事件が生じた際に、第三者から正義の名のもとに行われる加害者への過剰なSNSでの誹謗中傷問題など、現実世界で今まさに起こっている問題が主題で登場人物たちと一緒に被害者、加害者視点で色々考えることができた。
個人的には、ミステリー作品やデスゲーム作品が好きな方より、密室劇作品好きな方に合いそうな作品だと感じた。
【以下、ネタバレ注意】
一つ目の再現劇というオチは、個人的には少し「うーん」という感じだった。確かに「再現劇だからあの人はあんなセリフを言ったのか」という伏線になっている点は多数ありそこは面白かったが、再現劇をした理由が少し弱く感じた。
またテーマとなっている問題が、上述したSNSでの問題など現実世界に即したリアリティのある問題なのに、最後の真相で明かされるトリックが少し非現実的に感じてしまった。双子や整形など、フィクション世界なら納得できるがリアルでは通用しない気がしてしまう…。フィクション作品なのでこの真相でも全く問題はないのだが、テーマに凄くリアリティがあったの少しガッカリしてしまった。
密室劇作品としてはとても面白かったので、好きな方にはおすすめ。




