なななな "無機的な恋人たち" 2026年6月29日

無機的な恋人たち
『聖なるズー』がとてもよかった、濱野ちひろさんのノンフィクション。今回はラブドールを愛する人たちについて。 『聖なるズー』の方が私にはガツンときたんやけど(自分の中でタブー性が高いからか?)本作も面白かった。もっと情報細かく、論文の形で読みたいくらい。 人形は裏切らない。去っていかない。動物性愛もそうやったけど、「愛」というものに対する、潔癖とも言える期待?を感じる。 また、「ラブドールを愛している」と言える人しか取材の対象として現れない。本当は自分の薄暗い欲望や暴力性を満たすためだけにラブドールを使用している人もいるはずだけれど、その人たちは個人的な話を明かさない。この部分も、当たり前だけど、刺さった。 「愛」はいろいろなことの免罪符になっている。
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