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@naschoko
2026年6月28日
台湾漫遊鉄道のふたり
三浦裕子,
楊双子
読み終わった
借りてきた
昭和十三年、日本統治下の台湾。巡回講演会のために招かれた日本人作家の青山千鶴子は台湾人通訳の王千鶴と出会う。台湾縦貫鉄道で各地を巡る二人の約一年にわたる交流の物語。
ライトな文章とわかりやすいキャラクター、そして台湾グルメが満載の本。
明るく豪快な千鶴子と控えめな千鶴。
千鶴子は確かに持てる者の独りよがりな傲慢さのある人物だけれど、真っすぐでやはり「いい人」なのだと思う。千鶴子との間に線を引きつつも嫌いになれなかった千鶴の気持ちもわかる。
統治者である内地人と被統治者である本島人の間にに「平等な友情」は成立し得ない。ただ、たとえそれが千鶴子の望んだ「友達」という関係ではなかったとしても、お互いがお互いにとって特別な人であったんだろうと思わせてくれる物語だった。
「この世界で、独りよがりな善意ほど、はた迷惑なものはございません」




