
こな
@konakon
2026年6月30日
華氏451度〔新訳版〕
レイ・ブラッドベリ,
伊藤典夫,
小野田和子
読み終わった
気になりつつも4,5年積んでいた本をようやく読了。訳者あとがきを読むに、SFは思考実験が創作の契機になることが多いのかも、と伊藤計劃のハーモニーのことを思い出すなどした。シナリオの筋はなかなか粗く、意図的なのか偶発的になのか「どこまでが考えていることでどこからが実際に動いている(動作している)ことなのか」わからないなぁなどもありつつ、現代のショート動画を風刺しているような文章や、かつて迫害された人たちが「知識は奪われない」と学びを続けたことを思い出す部分があるなど、エンタメや読みやすさに振り切らなかったからこその良さもあるのかもしれない。とはいえこの設定で伊坂が話を書いたらどうなるんだろう……という空想も捗ってしまう。絶対得意だろ伊坂……。

