ねむくま "書楼弔堂 霜夜" 2026年6月30日

書楼弔堂 霜夜
京極先生の思想が好きすぎる。 本に携わる中で、ともすると愛好家には睨まれることもある立場にいるんだけど、京極先生にかかると本にまつわる全てをまるっと受け入れてくれているような感覚になる。 あれはいかん、これは好かんと言ってるこちらの了見の狭さを思い知らされる。 京極先生の各シリーズが終わるたびに、あぁずっと続いてくれれば良かったのに、と思いつつも、読んでみれば、あぁ、これはここで済んでいる…と納得してしまう。 残念に思いながらも、この読後感を味わえて良かったと満足もする。 限りある経済力で、他の趣味や日用品と兼ね合いを考えつつ、買う買わない、借りる借りないなど本と自分の関わり方に悩んできたけど、本著を読んでみて、許されつつも自分はそれでよいのかとこれからも悩んでいくんだろうなと思った。 手当たり次第に手元に置こうとするのも違うんだろうけど、それはそれで全てを賄える経済力への欲求も尽きないなぁ… 私の一冊は、なんなんだろうなぁ… 既に出会っているのかなぁ…
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