
不安定
@unstable_okyt
2026年6月30日
鉄の胡蝶は
保坂和志
読んでる
まだ読み終わっていないけど、今月はこの本を読んでいたよという記録として。
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私がとても世話になった人の奥さんが亡くなった、奥さんは亡くなる十年以上前から膠原病で自由に外出できなかった、…(略)…
五十代後半の女性が子どものような機敏さで乗ってきた、その人は私の斜め前にすわると、走り出した車窓の向こうに見える景色をとても楽しそうに見た、瞳が休みなくキョロキョロ動いてきた、そして次の、やっぱり各停しか停まらない小さな駅でさっさと降りていった、私は十二月に亡くなった奥さんの章子さんだと感じた、死んだ人が自分に似た人の体を借りて短い時間、自分が生きた世界を見に戻ったのだ。
p.53より引用
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ここを読んだ時、ああ凄いと思った。

