さーどにくす "きみはポラリス(新潮文庫)" 2026年7月1日

きみはポラリス(新潮文庫)
めっちゃ好き! 手紙から始まって、手紙で終わるのが流れとして美しくて良かった。でも寺島と岡田の話は切ない。 「裏切らないこと」は気持ち悪さが勝ってしまった。それはちょっとないかも。良い話風にまとまっていたけど。 「私たちがしたこと」はドロドロしてたけど美しくてすごく素敵だった。純粋で爽やかな恋よりも、仄暗い恋の方が惹かれてしまうのはなんでなんだろうね。 「夜にあふれるもの」は真理子だけじゃなくてエルザも信仰心に近いものを真理子に抱いているんだな、と思った。手紙もそうだけど、社会の抑圧のせいで自分の恋心に遅くまで気が付かなかったのかしら。 「骨片」がすっごく好きだった。そんな風に大切で大切でたまらない人がいるのって、すごく幸せだよね。 「ペーパークラフト」は「大嫌い」と吐き捨てた勇二の心情を思うと悲しい気持ちになる。途中で勇二との会話と始との会話が混ざっているのが印象的だった。お腹の中の子供が勇二の子ではありませんように……。 「森を歩く」の2人の関係も素敵で大好き。幸せの形って様々。 「優雅な生活」の俊ちゃん、すごい良い彼氏じゃない?これも幸せだなーって。 「春太の毎日」……イッヌ!!イッヌ可愛い愛しい。 「冬の一等星」。愛でも恋でもないような気はするけど、文蔵が幸せになれていたらいいな。彼は自殺しに行った、という解釈で合ってるのかな?
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