
あき
@akiko113
2026年6月30日
八甲田山死の彷徨
新田次郎
読み終わった
読了!
本当に面白すぎた、今まで読んだ小説の中でもベストかもしれないレベルのため購入予定〜😭
実際に八甲田山で行われた雪中行軍の悲劇を元に書かれた小説。少数精鋭で成功した第31聯隊と、199人の死者をだした第5聯隊の対比が残酷で、31聯隊の行動の悪い部分がはっきり見えてしまう。雪山の厳しさも痛いほどに伝わってきた。
自然の厳しさだけでなく、当時の日本軍に漂う空気も伝わってくる。平民出の兵士とそうでない者、厳しすぎる上下関係、そりゃ上官の無謀な命令にも反抗できんわな。神田大尉の劣等感と山田少佐の軽率さと、軍全体に漂う空気......色んなものが重なって最悪に近づいていく様子がめちゃしんどい。だからって士官学校出の徳島大尉が素晴らしい人間だったかと言うと、案内人(一般人)への態度が最悪すぎるんだよな〜〜〜お前らのせいで案内人が障害とトラウマと抱えて生きてくことになってんで。この辺りの対比も良かった。
しかもこの行軍が行われたのは日露戦争の2年前、ここで生き残っても「死の訪れには2年の遅速があったに過ぎなかった」という解説の言葉が読後感をさらに嫌なものにする!ほんまに!良い小説!!!!!!!!良い小説だった!!!!!!!!

