よいずみ "青天" 2026年7月1日

青天
青天
若林正恭
オードリーのオールナイトニッポンが好きで、たまたま立ち読みで開いたページのシーン(PHSで屋上から指示を出すシーン)が昔ラジオで話していた内容そのままだったので、面白そうだなと思って購入。 主人公の学校や生活圏、何より思考回路に若林を感じさせるものが多くそこは思った通りで嬉しかったが、何よりめちゃくちゃ面白かった。 用語だらけのアメフトの試合シーンも何となく分かるようになっており、その程度の認識でも試合の激しさやスピード感が分かり、テンポの良いラフな文章で一気に読んでしまった。 勝てない強豪校に挑む中で語られる、運命に抗う自由、言葉の弱さ、本気でぶつかることで動くもの、努力で変わる肉体や精神。 何より倫理の先生との対話で登場する、主体的に人生を生きることに関する神話や哲学を本編と絡めていく終盤はマジでアツくて、ほんとに読めて良かった。 トークや漫才がめちゃくちゃ面白い人が全力で書いた小説ならそりゃ面白いよなって思うし、エッセイも読んでみようと思った。
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