
怪奇!?ドーナツの穴食べ放題男!!
@AICE_donutholes
2026年6月26日

サイバースペースの地政学 (ハヤカワ新書)
小宮山功一朗,
小泉悠
読み終わった
audible
サイバースペースを構成する物理的要素に焦点を当て、チョークポイントや地理的な誘引効果と言った論点を分かりやすく整理してくれている。
サイバースペースと聞いて思い浮かべるハッキングや生成AIと言った話ではなく、データセンターや海底ケーブルと言ったサイバースペースを支える物理的要素の話である。歴史的な変遷も平易に解説されており、飽きなく読める。投資としても注目されている領域であるから、ニュースを読む際に傍らにいて欲しい本である。
実際に現地に赴いた取材から感じられる五感の要素やリアルタイムの熱感も感じられた。
私としてはデータセンターを支える冷却機能や無停電対策といった要素も気になっていたが、そこは保安や企業秘密の領域らしく書かれていなかった……。残念である。
勿論、小泉悠氏もいらっしゃるので、今現在の国際政治の中でのサイバースペースでの各国の暗躍についても紙面を割かれており、そこも楽しく読めた。
1つ気になるのは、第2章の5分の2進んだところでサイバースペースを地政学として扱う意義について触れたことである。冒頭に置いてくれればもうちょっと理解の助けになったのだがな。

