みゆこ.~. "旅行者の朝食" 2026年7月5日

みゆこ.~.
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@miUiko
2026年7月5日
旅行者の朝食
旅行者の朝食
米原万里
元ロシア語通訳の著者によるグルメエッセイ集。食にまつわる歴史や文化を知れて面白かった。 実は現代のフランス式給仕(前菜から順に一皿ずつ)はロシアでの伝統的な食べ方を取り入れたものであるとか、 ちびくろサンボの舞台は実はインドで、虎のバター入りホットケーキは原作では虎からできたギーのたっぷり入ったナンだとか。 食べ物が出てくる童話の解説も兼ねていることもあり、民俗学本ぽいところもあって、知識もつく良本。 (おむすびコロリンから、水田稲作の伝統と日本人の根強い横並び意識につなげていたり、など。) 日本のレストランも出てくる。グルメな人の情報は信頼できるのですべてメモした。 -------------以下自分用メモ イラン、アフガニスタン、トルコのいずれかで、職人の手で直に作られるハルヴァ(ヌガーの上位互換のようなお菓子)を食べてみたい。 トマトやじゃがいもが日本の常食になるのは戦後、豚や牛の肉は明治以降。 味覚は保守的なはずだが、飢餓や生命の危機、好奇心などをきっかけに、おいしさに気づくと馴染みのない食材もあっという間に普及していく歴史がある。 ロシアでは、じゃがいもは悪魔の申し子だという噂から、食べたら死んでから地獄に落ちるかもしれないと恐れてられていた歴史があるそう。 見た目や、種から発芽するのではなくクローン型の増殖をする様子から気味悪がられていたのだとか。 コロンブス交換による食文化への影響は凄まじい。
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