rkm @ All you need is 💙🩷️ "海と毒薬" 2026年7月1日

海と毒薬
海と毒薬
遠藤周作
今年は遠藤周作でしょと思って読んでるんです。小説としては過去に読んだ『沈黙』はすごく好きなんですがここのところ『白い人、黄色い人』『留学』と読んできて、30年余りテーマがテーマだしグロかったら怖いしと迷い続けてようやく読む気になった『海と毒薬』がもっともあっさりしてクセがなかったです。 くどいようですけど、ほんとに遠藤周作の話の登場人物ってメタ的にものを見るから面白いのよ。 言われてる通り、罪に対する罰として、世間体としての罰を恐れ感じることができても良心としての罰を感じないのなら、それってどうよ?という話。 この話の場合は、戦争でもうどっちみち死んでしまう、自分達には未来がないんだからもうどうにでもなれという絶望とか感性の麻痺のせいというのも大いにありますが、それが関係なくても案外日本人ってそうなんじゃないの?というのを戦時中戦後と考えてきた人なんだろうな、と私はこの歳になってやっとわかってきました。 なお続編も読もうと検討中。
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