
まろのふ
@takumarovski
2026年7月2日

きのうの世界(下)
恩田陸
読み終わった
上巻で散りばめられた謎は下巻で無事回収。
失踪した人物とどう関わるのか分からなかった「壊れたまま放置された三番目の塔」の謎も、真相を知ることでその意味を理解することができました。
物語の描写があまりにも現実的なため、「なぜ死んでしまったのか」という点に意識が向いていましたが、それこそが恩田さんの巧みなミスリードだったのだと気づかされます。
現実とファンタジーの境界を曖昧に描く世界観が印象的で、今回は恐怖よりも不思議さが心に残る作品でした。