ちぃ
@shi_0915
2026年7月1日
赤い月の香り
千早茜
読み終わった
文庫化待ってましたー!!
前作を文庫で買っていたが故に文庫で揃えたい謎のこだわり。最新作も文庫化待ってます……
最初から最後までちょっと朔さんの距離が遠い気がした。前作の一香と朔さんは少しずつ距離が縮まって、遠のいて、そして多分近づいていった。今作の満くん視点だと、朔さんとの距離感がずっと一定だなと思った。満くんは若干無意識的に踏み込もうとしたけど、踏み込めない感じ。
それと今回は香りの濃度が重く濃い気がした。もちろん本から香りが漂ってくるわけではないけど、描写されている香りが体にまとわりついてくる感覚。テーマにもなっている「加害性」にも要因があるのかな?さわやかなすっきりした感じではなくて、どこか心苦しくて、なんとなく触れたことがあるような、ないような、、、と思っていたら、「加害性は誰にでもある」と明言されていてなんだか安心した。人間らしさ、なのかも。
ラストで明かされる満くんの過去。「赤い月」の回収。そして朔さんの過去。朔さんの持つ静かな孤独感の由来。
切ないとか悲しいとか苦しいとか、私の中に持ち合わせている言葉では陳腐すぎて表現できないのがもどかしい。静かでどこか圧がある感じ。
あと朔さんと一香ちゃんの関係性も気になるなあ、
前作では恋とか愛とかには発展しなかった記憶だけど、名前のつく関係性とはまた違った距離感で近づいている感じ。
一香ちゃんも大切にしている朔さんの洋館に行ってみたい…!


