Lusna "ジュビリー" 2026年7月2日

Lusna
Lusna
@Estrella
2026年7月2日
ジュビリー
ジュビリー
アリス・マンロー,
小竹由美子
今更ながらマンロー家の三女アンドレアへの性的虐待を知り、途中で読むのをやめた。 本書はアリス・マンローの小学生の頃から成人するまでの自伝的小説で、加害者がモデルの人物も後半出てくる。 性被害を黙らされたアンドレアの苦痛を思わずには読めなくて、作品自体は名言の宝庫だけど、体調が悪くなり読めなくなった。 気にしない人にはマンローの凄味を感じさせる文学の精髄を味わえると思う。 「わたしたちは、クレイグおじさんが死んだと言う。その人は死んだ。だけどそれはわたしたちの見方にすぎない。わたしたち人間の味方に過ぎない。いつも人間の観点からばかり考えるんじゃなく、自然のことを考えたら、自然はすべてどんどん続いていくでしょ、一部は死んでいきながらもーーいや、死ぬんじゃなくて変化するのよね、変化するって言うべきね、何かほなのものに変化していく、人間を構成するああいういろんな元素が変化して、また自然に戻っていって、そしてなんどもなんども再現される、鳥のなかに、動物のなかに、花のなかにーークレイグおじさんはクレイグおじさんじゃなくてもいいのよ!クレイグおじさんが花だって!」 アリス・マンロー『ジュビリー』「体の相続人」
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