じょるじゅ。 "本とは何か" 2026年7月2日

本とは何か
本とは何か
難波優輝
先日、朝日新聞夕刊に掲載されていた難波さんのインタビュー記事を拝読し、気になって購入いたしました。 実は私も本を読むのは好きなのですが、半分は習慣、半分は中毒で読んでいるような感じなので、普段本を読まない方々から少し稀有な目で見られることに「別にそんなすごいことじゃないんだけどなぁ」とモゾモゾしていました。 本書は「本を読むことの良し悪しというものの手前で、そもそもどんなふうに私たちが本を読んでいるのかを、読書パフォーマンスの観点から考えて」います。 この、「読書はパフォーマンスである」という視点は大変面白いなぁ、と感じました。というのも、以前母とどんな風に本を読んでいるか(読んでいる時の脳内はどんな風になっているか)、という話になった時にお互い全然違っていて「え、どういうこと?」となったことがあったからです。きっとあれが、読書パフォーマンスの違いだったのだと思います。 また、第二章で言われていた物語と共感の相関性について、深く頷きながら読み進めさせていただきました。 私はあまり小説を読まないので、小説をよく読む人からは「何で?自分が体験できないことを体験できるし、共感力も上がると思うよ?」と言われることが多かったのですが(これを言われている時点で、私は共感力が乏しいということの裏返しなのでしょうけども…)、個人的にはあまりピンと来ていなかったからです。 確かに読んでいる間や、読んだ直後はその本のことや、そこから派生した物語に想いを馳せることは多いと思いますが、やはり人間、どこかで現実と物語をちゃんと割り切っている気がするのです。例えば、AIを話し相手、あるいはパートナーとしている人も、AIを「実在する存在だ」と盲信しているわけではなく、「AIだけども…」とわかってやり取りしているというか。 それに、物語の登場人物って外見や行動などは実在の人物に似ているということはあれど、性格や考え方などの内面が実在の人物に似てるってあまりないような気がします。だからこそ物語の中で魅力を発揮するのかもしれませんが…… 読書や本に関わる行為をパフォーマンスとするならば、私たちはいつでもエンターテイナーなわけで、それって少し…いや、かなりワクワクしますよね。これからも本を通じてのパフォーマンスを楽しみたいと思います!
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