
John9zaku
@exzaku
2026年7月2日

草枕
夏目漱石
読み終わった
青空文庫
随分と時間をかけて、ちびちび読み進めて読了。
『抽象の力』からの流れなので、主人公というより、すべてが漱石の言葉に感じる。絵画という芸術に対する姿勢のほか、個人主義が生み出された時代を切り取る言葉からは、現代のSNS社会にも通ずる感性があり、文豪とはいえ驚いた。
那美の美しく謎めいたキャラクターには、大衆小説としてのサービスも感じる一方、ラストで感情を露わにして初めて描くべき対象となるところはリアル。出兵という暴力的な別れなだけに切ない。