
はによる
@hani46
2026年7月2日
命に嫌われている。
カンザキ・イオリ
買った
読み終わった
揺れる海藻や石が転がるごちゃごちゃした波打ち際から沖に出れば、そこの水は澄んで気持ち良く遮るものは何も無く、危険はあるが自由にどこにでも行ける。
危険な沖に出られない家族は、海藻にからまったせいだと足元を見つめ恨めしく思っているのだろう。
大人になれば家族という暗い穴から抜け出せる信じ、必死にそこにたどり着いても焼けるような乾きは続く。それは得られたり得られなかったり奪われたりした、身を削られた記憶だ。
どこまで行っても他人と違う成長出来ない自分を痛いほど知り、どうにもならない過去を何度も思い出し、あのうねりにのまれてしまいたいと思うのだろうか。
