
アネモネ
@anemone
2026年7月2日
ノルウェイの森(下)
村上春樹
読み終わった
僕は一九六九年、もうすぐ二十歳になろうとする秋のできごとを思い出し、激しく混乱し、動揺していた。心の震えや感動、そして哀しみが淡々とせつなく綴られる。
何回目か忘れてしまったが、久しぶりに再読した。初めて読んだのは高校生の時だった。印象的なシーンが多く、前に読んだ時に浮かんだ情景を想い出しながら、読み進めた。特に、緑と緑の父との病院のシーンが妙に印象的だった。
村上春樹は太宰治のことが嫌いだったそうだけど、『ノルウェイの森』は『人間失格』と並ぶような存在の作品だと感じた。どちらも「若者の孤独や喪失感」を描いていて、独自の精神世界を表現している。
キズキ、直子、緑、レイコさん、永沢さん。登場人物が皆、個性豊かで、生き生きとしている。
自分も19歳から20歳にかけて、郊外の病院に入院していたことがあるので、京都の山奥の施設の描写が痛いほど刺さった。
『ノルウェイの森』は名作だと思うし、自分にとっても特別な作品だ。また10年後くらいに再読して、新たな発見ができたら素敵だな。
明日は『夏帆—The Tale of KAHO—』を書店で買う予定。村上春樹の新作はいつだって読むのが楽しみだ。

