
mayu
@yatsu_books
2026年6月30日
歩くこと、または飼いならされずに詩的な人生を生きる術
トマス・エスペダル,
枇谷玲子
読み終わった
@ 自宅
タイトル、副題ともいい感じ
帯にある、
「歩くことは、最高の社交だ。歩くくことで、自分自身と二人きりになれるのだから」
という本文の引用にも惹かれる。
最近「歩く」という事に着目した本を
よく見かけ、こちらは荻原美里さんの
装画とい事もあり手に取りました。
ロングトレイルの紀行文や旅行記、
ロードムービー的なフィクション
ただ、「歩くこと」という幹から無限に伸びる、思索の枝葉のように、
とは言え、歩くことを哲学的、人類学的に
解き明かす本でもなく、予想以上に
複雑な要素が絡み合う作品でした。
あとがきに、「紀行、自伝、エッセイ、
手紙、日記といった複数のジャンルの
境界線を徒歩旅行するかのように、
自由かつ軽やかに行き来しながら
書かれた、新しく実験的で独創的な小説だ」
と訳者が記しているとおりで、
思う存分読書をし,ゴチャゴチャとした
文明から距離を置き,歩いて旅をする。
「歩くことは考えること、生きること」
というように、歩くという日常的行為を
通して、思考・身体・世界との関係を
問い直しているように感じました。
ルソーの『孤独な散歩者の夢想』は、
ルソーが3時間歩いて書かれた作品
だとも言われているし、「歩くこと」で
思考は刺激されるのでしょうか。









