ooinaruisan "銃とチョコレート" 2026年7月3日

銃とチョコレート
装丁やタイトルに惹かれただけだったし、軽く読み始めて児童書か、と舐めてかかってたけど。かなり良かった。 子供向けにしてはハードボイルドすぎる。最高。心理描写がマジで上手い。 「拳銃のせんたんにくらいあながあった。指のつめくらいの小さなあなだった。そこから金属のつぶが発射されるたびに地上から人間がひとり消える。しゅっ、とつぶが出て、ぱんっ、と人生がおわる。とてもかんたんだ。チョコレートが口の中でとけるよりもはやくものごとをすませられるのだ。」 「あるきながらかばんの中にチョコレートをしまった。そのかわりにべつのものを取り出した。拳銃はおもたくてつめたかった。どちらも黒いくせに、チョコレートとちがってつかいかたはわからない。」
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