モンブラン "金閣寺" 2026年7月3日

金閣寺
金閣寺
三島由紀夫
発作的に読みたくなり久しぶりに手に取った。 文章は美しく読み易いが、意図的にだろうが自身の心情を婉曲な表現で綴っている告白体なので、その全容を理解するのが難しい。 コンプレックスと、それに抗うでも屈するでもなく、どこまでも破滅に向かう思想は、誰と出会い交流しようともブレていない。 が、自身の生死については迷いがあるようで、金を使い切り放火後の自決用の準備を整えつつも、結局はそれらを谷底に捨てて煙草を吸う(=生きる)ことを選び取っている。 三島の青春の決算とも称されている『金閣寺』だが、総てをやり切った先が見えない。
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