みや子 "らんたん" 2026年7月3日

みや子
みや子
@miya1989
2026年7月3日
らんたん
らんたん
柚木麻子
なんかすごい長い感想になった 女子教育を軸に女性の地位や扱い等の移り変わりを描いた物語 各登場人物のエピソードが入れ替わり立ち替わりで紡がれていくので、話の繋がり方を忘れちゃったりしてそこが少し読みづらい 小説読んでるというよりも、歴史の授業受けてるような感じだった 不真面目学生だった私にとっては、学んでいなかった分野を再度学習した感じ というか、なかなか授業ではやらない分野な気がするのだが 事実をベースにした小説というのをほぼ初めて読むので、まじで勉強しつつ本を読むって感じで割と頭いっぱいいっぱいになった感じ 過去の女性の立場や境遇というのは往々にして目にはしたけど、それがメインとなって話が進むと、物語の空気感に爽やかさや明るさを感じても、奥にある薄暗さに胸がざわつく きっと、このメインの二人が生きた時代に比べれば現代はとても生きやすいのだろうけど、でも女の立場も扱いも結局は昔も今も大きな差はないのではないかと私なんかは思うんだよなー あと、女といえども色々いるし、考え方も感じ方も人それぞれ。同じ性別でもわかり合えないし、足引っ張られることもある でも、この作品はそういったあれやこれやを乗り越えて、女性の繋がりというのを本当に大事にしているんだなって思った 柚木先生のお作を読むのはこれが3冊目なのだけど毎回思う、女という生き物を書かれるのが本当うまい いや、小説家の先生にうまいとか上から目線で何様なんだけど でも、毎回タイプの違う女が出てくるのに、あーいるいるこういう女って絶対思う え?って思うことがない あと、友情以上恋愛未満の女同士の関係性が話の中枢にある気がする 恋愛まで至らないスレスレの深い関係を書かれてるイメージ 私がこれまで読んだのは、BUTTERとナイルパーチの女子会なんだけど、その二つと比べたらこの作品はねっとり感がなくてスッキリ爽やかに読み終えられた それと、何と言ってもやっぱり食事の描写が上手い 本気で腹が減る ハンバーガーの描写とかまじヤバかった 涎溢れて大変だったよ にしても、作中で出てきた戦争中の教育で、女は子供最低5人は産めって言われてたっていうのには寒気がしたわ 何なんだろうね、現代でもそんな空気感じるけどさ、女は本能的に子供産みたがってるみたいな風潮とか感じるたびに本気で嫌になる まじでキショいわ 今年に入って何作か戦時中を扱った本を読んだけど、やっぱり胸が締め付けられて苦しくなるな どの作者さんも真に迫る描写で戦争を書かれるから、自分が体験したことじゃないのに本当につらい この本を読んで確実に全てのことを自分の知識にできたかは自信ないけど、学生時代に全く勉強できなかった分野を物語を通して知ることができて、すごくいい読書になった 充実したーー たぶんもっと口に出したいことあるけど、うまく言葉にできなくて腹の中で渦巻いてる まぁ、いつものことだけど
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