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みや子
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@miya1989
好きなときに好きなものを好きなように 不真面目読書家
  • 2026年10月7日
    さくら〔小学館文庫〕
    漁港の肉子ちゃんが思った以上に面白かったのと、SNSで見た内容紹介で気になったので購入、読了 また"おっかちゃん"て言葉の似合う人が出てきたなーと思いつつも、肉子ちゃんの内容的に一筋縄では終わらんだろうと思ってたけど、想像の3倍はエグかった。軽い感じで読めるかなーとか思ってた自分を殴りたい 一人称視点で難しい言葉もほぼなく、軽快さを感じる文章だからどんどん読めてしまうけど、いやよくよく考えたらなかなかにキツいしエグいし深いし、続き気になるからガンガン読み進めていくけど、でも読めば読むほど引き込まれるけどそれと同じくらい内容濃いから疲労も強かった 割と最後の方までしんどいのが続くから、これどうやって終わるんだろう、肉子ちゃんと違って絶望残したまま終わったりするんだろうかと不安になったけど、予想の斜め上から違った結末降ってきてちょっと笑った そういう角度で丸く収めちゃうんだ、みたいな 悪いってわけじゃなく、私の中でそんな終わり方あるとは思わなかったから戸惑いつつも良かったなって、面食らったけどね、総括すると面白かった 普段一人称視点て物によっては苦手だけど、このさくらという作品に関しては一人称視点じゃないと読めなかったかも それくらい、文体違ってくるとすっごい重い内容になると思う。主人公の家族に降ってくる理不尽とか絶望がね、そこまでする?ってくらいなのよ。一人称の軽快さを感じさせる文章じゃないと終わり方がまとまっててもキツかったと思う なんか西先生の作品は不思議な魅力に溢れてる。たぶん普段の私であればあまり得意な文体じゃないはずなんだけど、つい読んでしまう。他の作品も読みたいなー。最近刊行された作品もすごく気になるし、また絶対他の作品も買うと思う
    さくら〔小学館文庫〕
  • 2026年10月2日
    華ざかりの三重奏
    完全に理解した。私は友情に飢えている いや、気の置けない女同士の波瀾万丈なれど楽し気な日々っていう小説が面白く読めるようになって、ついつい手が伸びてしまうようになったというのはある。けど、実際には絶対手に入らない奇跡としか言えないような女同士の友情を、物語を通して擬似体験したいだけなのかもしれない 人間嫌いなくせに人と関わることに憧れ持ってる天邪鬼にはどうしようもなく魅力的に思えてしようがない そう、距離感なんだよね。最近読み漁ってる女の友情もの小説はその距離感の扱い方が本当にいい。近過ぎても遠過ぎてもダメなんだよ。あの距離感て本当、リアルには存在しない。だからこそ本読んで満たされてる あと趣味に対する理解ね。同じ趣味って上手くいくように見えてこだわってる部分もあるからこそ、趣味が原因でうまくいかなくなることもあるし。同じ趣味でお互い厭になることなく楽しみ続けられるのも稀だよ。まじで あと、老後問題。これ、めっちゃリアル〜。自分にも関わってくる話だから特にね。真剣に読んじゃったよ。私は結婚してるけど子供いないからね。子供いないことを後悔はしてないけど、歳食ってからの身の振り方はまじで真剣に考えないといけないから てか、この作品でも触れられてるけど、何で老後は子供の世話になろうと思う人がいるのかね。よく言われたわー、子供いないと将来寂しいよとか、老後どうするのとか。10年以上前からずっとね いやいやいや、何で子供が老後の面倒見てくれると思ってるわけ?てか、そんな歳食った時まで自分の子供が側にいてくれるって本気で思ってるの?タヒぬ時なんて病院か施設のベッドの上がデフォでしょ って思ってたけど、あの時は全っっっっっ然理解してもらえなくて腹クソ悪かったわー まぁ最近はやっと何も言われなくなったけどさ、人にはそれぞれ理由があるんだから何も言うなよなーてか、大人なら自分の始末くらい自分でしろよ子供に頼るなよってずーーーっと思ってたから、この本読んで同じ考えの人がね、例え小説の中とはいえ存在してくれて嬉しかったって話です もう、女同士の友情に関する作品なのに何故こんな老後問題に関してぐちぐち言っているのか。申し訳ねぇ まぁね、こんな風な友情成立しないって思ってるからこそ憧れるし、満たされようと思ってどんどん読んじゃうんだろうな。絶対にあり得ないからこそ惹かれてしまう あ、あと、登場する人それぞれに複雑な事情はあるけど、それを微に入り細を穿ちって感じじゃなくて、問題とその解決をうっすらとでも提示しつつサラーっと描いてくれてるから、あまり暗い気持ちになることなく楽しい気分のまま読み終われた ストーリーも言葉のチョイスも真っ直ぐで読みやすくて面白くて、本当に素晴らしいお話だった ありがとうの気持ちでいっぱい
    華ざかりの三重奏
  • 2026年9月25日
    生命式 (河出文庫)
    初速がすごい。エンジンかかった瞬間には最高速度に到達してる。Gのかかり方エグいわ。パワーワードの連続すぎて目回る 描かれている光景は果てしなく悍ましいのに、頭に浮かぶ光景は恐ろしく美しい。生命式の最後の海のシーン然り、素敵な素材のベールのシーン然り そう、美しかった。狂気だけじゃなくて、12編ある短編の中にはただただ美しいだけの話もあって、村田沙耶香ワールドの新しい一面を見た気がする でもまあ、うん、狂気に満ち満ちた話もあって「さ、さすが…っ」ってなったのも事実 「夏の世の口付け」、「二人家族」みたいな静かな作品の後に「ポチ」とか「パズル」読むと落差激しくて普通にひっくり返る 2冊通して短編集読んで思ったけど、短いけれど濃い世界を何個も堪能できるのは良いところかもしれない。短編には短編の面白さがあるとしっかり理解できた。これからは短編集も進んで読むようにしよう パズルで思ったけど、描写がまじで生々しくて本気でリアルに想像できるし何なら臭いも温度も強制的に想起させられる。入り込むくらい熱心に読んだらまじで一緒に胃の中のもの大噴射するルベルの表現 あと、印象的なフレーズとか言い回しも多い。一回読んだら忘れられない てか、12編通して寸分の温度差もなく同じレベルの世界観と狂気を産み出せるのってどういうこと。凄い通り越して恐い 私は小説家の先生たちを神様だと思っている。だって、一つの世界を隅々まで構築してそれを文章にして送り出してるわけじゃん。なら神様だよなって それで言うと村田沙耶香先生も勿論神様なんだけど、とんでもない神様だよなって。正道からは外れてるけど、でも強烈に魅き付けられて離れられなくなるタイプの神様。狂信者が沢山いるような感じの。入信したら自分の意思では絶対抜けられない もんのすっっごい世界を連続で堪能して割と精神的にも疲労感感じるけど、でもそれが嫌じゃないんだよなー。村田沙耶香先生の本はこれで三冊目だけど、刊行されてる本全て読みたくなるくらいには好きになってる でもその前に、世界99読む前に、少し別のゆるい感じの本読んで精神落ち着かせよう
    生命式 (河出文庫)
  • 2026年9月23日
    殺人出産 (講談社文庫)
    コンビニ人間で村田沙耶香ワールドに取り込まれ、この殺人出産の他に生命式と世界99も購入した ふと、私は短編集を読むことがあまりないと思い当たった。分厚くて細かい字がページ一面にびっちり敷き詰められてる小説が好きなので、自然短編集からは遠ざかっていた気がする 短編ということで満足できるか些か不安だったが、そんなの杞憂だった。てか、満足とか不安とか杞憂とか、そんなの全部霧散した。村田沙耶香ワールドまじで凄まじい 奇想天外で突飛なこと言ってるのに、普通だったら何じゃそりゃなことも読んでるうちに何故かおかしいことと思えなくなってくるというか、間違ってはいないと思えてくるというか。あれ、これ普通のこと、だった、ような?みたいになってくる。理路整然とズバッと書き切った文章だからそう思えてくるのか。ありえない世界が自信満々にそこに存在していて圧倒される そんな中での葬式のシーン。ありありと思い頭に浮かぶ。それを美しいと思ってしまった私はおかしいのか 自分の中の常識が引っ掻き回されるみたいだ 非常識がゆっくりと常識を飲み込んでいく様が恐ろしい 端々に見えるナチュラルな狂気に震える 普段は作品をしっかり楽しむために文章をじっくり読むんだけれど、この村田沙耶香先生の作品でそれをやったらダメだ。飲まれる 常になく、薄目で内容を拾っていくような読み方をしたけれど、それでも身体の半分が村田沙耶香ワールドに引き摺り込まれて帰ってこれない 頭の中心から村田沙耶香ワールドが膨らんでいって、正常な思考が頭の外に押し出されていって、読み終わった頃にはもう放心状態 でも、それが嫌じゃないんだ。癖になる村田沙耶香ワールド。何故かもっと読みたいと思わせてくる。私たぶん前のめりで目ん玉かっぴろげて読んでると思う。そして感情ジェットコースター 表題作も良かったんだけど、最後の余命という作品も良かった。あの短さなのに、グイッと引き込まれる内容設定世界観。簡潔に濃く面白い。すごく好きだと思える作品だった これ、まだ生命式と世界99も待ち受けてるんだぞ。大丈夫か、私 ちょっと休憩挟んでとりあえず次は生命式いってみよー
    殺人出産 (講談社文庫)
  • 2026年9月22日
    けんぐゎい
    けんぐゎい
    まず表紙のインパクトがすごい。二度見する。そしてタイトルが独特で気になってしょうがない そんな時に直木賞を受賞されたということで堪らなくなり購入 今まで読んだことのないリズム感?テンポ?流れるような言い回し。あと、ふとした瞬間官能的な感じを受ける。擬音の使い方も良くて、私は擬音があまり得意ではないんだけれど、けんぐゎいに関して言えばこの擬音多めなのがいいのかもしれない。耳慣れない言葉が多くても、それでもスルスル読み進められる 今まで読んだ時代小説の中だと1番読みやすくて、わかりやすかったかも 内容的にはエグいしキツいけど、このリズミカルな感じと思わず笑ってしまう表現や言い回しのおかげかあまり重くならずに楽しんで読めた 男にしても女にしても、嫌ーーーな部分の解像度の高いこと。人に見せられない欲望とか、裏側とか、女の中でも特に嫌な部分がよく書かれすぎている 特に、ふゆの母親の"女を捨てきれない母親"の書き方が本当にリアル。解像度高すぎてひっくり返る 最初は、現代にも通じるような、容姿や育ち性質なんかで生き辛い女の立場を描いた作品かと思ったんだけど、そうじゃない。そこを通して、生命とは生きるとはを考えさせられるような作品だった。果ては、自分とは何なのかにまでいってしまった、私は 読み始めは、帯にもあるように容姿というのが最初にドーンと提示されているからそっちに引っ張られがちだけど、ただそれだけの作品じゃなかった。読み進めるうちのめり込んで、頭の中は物語を読み進めつつ自分の考えも展開して、と忙しなく動き続けてた 最後の方は、最初にあったコミカルさを感じづらくなっていた。薄暗い闇。でも、その薄闇の中でもがいて何かを掴もうとしてる、そんな感じがする 最後、ふゆの笑顔が変わるのが良い。心から笑えるようになったんだなって。そして、〆の一文がすごくすごくいい。まじで鳥肌立ったし震えた 読み始めと読み終わりでは全くイメージが変わる 出てくる人物は皆生きづらそうに見える。実際性質を見ればだいぶしんどいよなって、例え性根が曲がった部分が見えてもそう思う。でも何でかな、それを悲観してるという感じもあまりしない。出てくる人たちが皆苦しみながらも明るい部分を見せてくれるからなのかな 考えさせられる部分も学べる部分もあるのに、堅苦しくもなく変に重くなることもなく、スッキリと読み終えられた 朝倉先生の他の作品も気になるなー。また読みたい本が増えてしまったよ
    けんぐゎい
  • 2026年9月17日
    デンジャラス
    デンジャラス
    "谷崎潤一郎"と"細雪"というワードに反応して購入、拝読 いや、どれだけ谷崎潤一郎先生という人物にハマったのかと。自分でも驚く 条件反射的に買ったから、あらすじサラッと見た程度で読み始める 話としては、重子という女性の一人称視点で進んでいく。谷崎潤一郎の話というより、谷崎潤一郎を取り巻く女を中心にした話だった。事実を元にしたフィクションって感じになるのかな。どこまでが本当のことで、どこからが創作なのかが正直わからない。重子の淡々とした視点でどんどん物語が進んでいくから、渦を巻く水に飲み込まれるような勢いで読み進めてしまった 一人称視点てものによっては苦手なんだけど、このデンジャラスに関していえば一人称視点がぴったりハマってて読みやすかった。言い方悪いけど、陰気で根暗な女が伏目がちに自分や自分の家族に起きたことをボソボソ語ってる感じが何ともいえずマッチしてる気がする あらすじにあるような業とか執着とか嫉妬とか、そういうドロっとした感じをあまりうけないのは重子が淡々と語るせいなのか たまに出てくる作家谷崎潤一郎の性質の面にしても、ゾッとする反面、「まぁそれくらいじゃないと人の心掴んで離さない小説なんて書けないよな」って思ってしまう まぁ、それに付き合わされる方は堪ったもんじゃないんだろうけど 登場する女たちに関して、たぶん重子って、谷崎潤一郎がいなくても自分で勝手に自分の身の回りの不幸を寄せ集めて不幸ぶって可哀想な女ぶるのが好きなタイプに思えるんだけど 千萬子は全体通してボロクソ言われてるけど、あの時代には合わないってだけで現代であれば普通の女よな。作中で孤独に見えると表されてたのは、あの時代にあの性格だからこそなのかな と、思ってた。読み始めは。読み終わると考え方ガラッと変わったわ たぶん、本来読むべき視点とはズレた読み方した気がする。もっと物事掘り進めたような読み方したら面白いんだろうけど、そうできないくらい先を読み進めたくなるというか、のめり込むというか 不可思議な引力がある それに引っ張られて物語の中を彷徨ってるうちに読了していた 終わり方はズッシリくる 人間の業とか欲とか隠したいものとか裏にあるものとか全部見た気がしてゲッソリした そうきます?みたいな 結局、谷崎潤一郎先生の逃げ切り一人勝ちみたいな? 重いわー 最後に至るまではそこまで重くないんでは?って思ってたけど、最後の最後で特大級の重さが真正面から突撃してきて避ける暇もなく衝突みたいな 唐突な衝撃だったから抜け出すのに時間かかるわ ちょっとキツい。けど、それ込みで最高に面白い まじタイトル通りデンジャラス 大抵本読み終わった後は色んな感情と感想で頭の中ゴチャついてるけど、今回のゴチャつき方は近年稀に見るくらいゴチャっとしてる でもまた読み返したいし、桐野先生の他の作品も気になる。落ち着いたら他にどんな作品があるか調べよう
    デンジャラス
  • 2026年9月11日
    若草物語
    若草物語
    細雪を調べると必ずと言っていいほど目にすることが多く、気になって仕方がなかったので購入、拝読 マーチ家の四姉妹が過ごす、苦楽に満ちた一年を描いた物語。あと、いかに家族が大切か、いるだけで幸せなんだということが繰り返し描かれている この時代のアメリカの文化習俗をしっかり理解していると、もっと面白く感じたのかな。学生の時、授業で世界史選ばなかったことをこういう時に後悔する 海外小説読んでるとよくあるけど、とにかく所作も言い回しも大袈裟に感じるのは私が日本人故か うん、私がもっと年若ければこの物語を何倍も楽しめたんだと思う。この物語を本当の意味で楽しむのに、私は歳を取りすぎた。四姉妹と同じ年頃の時にこの本を読めば、四姉妹の気持ちが良くわかったり学びがあったり教訓にできたりもしたんだろうけど、何せもうアラフォーだから、四姉妹の悩みなんかを見ても「あーなんかそういる時あるよねーわかるわかるー」くらいに思ったり、単純に可愛らしいなあってなってしまう。歳だから いや、端々にハッとする文章があったりはする。あるけども、あらすじに全ての女性へとあるけども、全体として見るとティーン向けな小説なのかなって あと、全体通して簡潔なのかなあ。「○○だから○○」みたいな感じでサササーっとしてる感じがして。私は「○○だから○○で、だからこそ○○で○○」みたいなクドイ文章と内容が好きだから物足りなく感じてしまったのかも あと、海外特有の言い回しとかユーモアとかジェスチャーとか、そういったところを理解してないと真の意味では楽しめないのかなあ まあ、内容特濃の小説読んだ後にこれを読むといい箸休め的な感じにはなる、と思う そして、気付くと口元がちょっと笑顔になっていた そんなささやかな楽しさと温かさがある本だった なんか、百年の孤独みたいに唐突に読み返したくなりそう
    若草物語
  • 2026年9月4日
    幻夜
    幻夜
    東野先生作品2作目読了 白夜行と関連ありとのことで拝読 まず、今まで東野作品を読んでこなかったことを大後悔 いやね、東野先生のことはガリレオがドラマやってた時から知ってたんです。でも、その流れで作品読み始めて、本買う時に「こいつドラマでハマったタイプのミーハーか」とか思われたくなくて(自意識過剰なのは知ってる)、それでこんな年まで読まずにいてしまったという、ね 白夜行の時も思ったけど、東野先生の文章は読みやすくてサクサク進んでいけるんだけど、妙な生々しさがあるっていうか、何とも言えない独自の雰囲気があるというか まだ2作品しか読んでないから断言したくないけど、これが東野圭吾先生が作り出す世界なんだなって、乾いた空気感とか、逆にネットリした湿度も感じたりとか、とにかくのめり込んだら抜けられない 白夜行の2人は陰と陽ではあったし表立ってはいなかったけど、お互いにお互いを必要とし合っている雰囲気は感じられた が、幻夜の2人に関しては全くそれがない。完全に美冬が雅也を掌の上で転がしまくってる。一見雅也のことを大事にしているように見せかけて、ただの道具としか思ってない。たぶん、雅也のことも必要なくなったら簡単に切るんだろうなーと思いながら読んでた 白夜行の2人が共生だとしたら、幻夜の2人は支配と隷属かなあ。もう雅也が何があっても離れないんだもん。まじで、"何があっても" 白夜行の雪穂には悪女感感じなかったけど、幻夜の美冬からは悪女感も魔性さも絶えず感じる。しかも、ハマってる最中の男にはわからないタイプの悪女。女にしか見抜けないタイプのやつ。1番怖い女だと思う なんて思いながら読み進めていったら最後の最後〜〜〜〜〜〜 え、そういうこと? 終わり方は2パターンかなーとか思ってたけど、そう終わるのか え、これって私の考えで合ってるの?き、気になりすぎるっっっ。白夜行よりも想像が膨らむし、白夜行以上に正解がわからない 解説では3部作と言われていたけど、東野先生が亡くなられてしまった今となっては、本当の本当に真相は闇の中ってことか? あーーーーー、これは、各種SNSで色んな方の考察見ないとわからない てか、こんなぐちゃぐちゃな感情のままこんな時間(21:54)に読み終わっちゃって今日寝れるのか? とにかく、もんのすっっっごーーーーい作品を読んでしまって脱力 天井見上げることしかできねぇーーー いつも以上にとっ散らかってる感想
    幻夜
  • 2026年8月27日
    わたしは今すぐおばさんになりたい
    タイトルに惹かれて購入を決意した。そう、ちょうど私もさっさとおばさんになりたいと思っていたからだ 周りは、やれ「40になっちゃう〜」とか、「もう年取りたくないよ〜」とか言うけど、私は早くババアと呼ばれる歳と見た目になりたいと思っている どんだけ頑張ろうと歳は取るし、金かけようと老けるんだし それなら、筋トレ頑張って今より筋肉量増やして、ご近所の子供に「妖怪ムキムキババア」と呼ばれ恐れられるような存在になりたいと常々思っている。強がりなんかじゃなく割とまじで そんなところでこの本の存在を知った 最近読書カロリー高めの本が続いてたし、気軽に読めるのではないかと思って読め始めた 一口に言うと、主人公が世間的には"おばさん"と呼ばれる人達と関わりながら、自分の人生の在り方を考えていく話、かな たぶん、20代の時に読んでも響かなかったかもしれない。40も間近になった今こそ読んで楽しめるし、共感できるし、理解できるのかも "女"という性別における楽しさと、"女"特有の嫌なところと悲しさ 酸いも甘いも両方描いてある作品だと思った 気の合う人達と過ごす素晴らしい時間と、関わらなくなってしまった過去の友人 私は関わりを絶った人の方が多すぎるから、桜子さんとか桜子さんを中心とした人達の仲の良さが羨ましく思えた。響と同じか、それ以上に あ、食事シーンが多いのも良かった 描写も美味しそうだったし、おにぎりと焼きそば食べたくなったなー 冷めても美味しい唐揚げとかまじ食いたい 美味しい食事が出てくる作品=良作は私の中では鉄則 あと、主人公が麻雀打てるとわかった時の反応をドラゴンボールを見つけたようだと表していたのがたまらなく好き それと、全体的にサクッとしたイメージを持った。ネチネチあれこれ描くんじゃなく、重いものもサッと書いて、どんどんストーリーが進んでいくみたいな これもまた読み返したくなる本だし、年重ねるたびに違った視点で読めて楽しめる本になるんだろうなー 年1で読みたくなる本になる気がする 良い本手に入れられて、読めて、とても嬉しい 南綾子先生の他の作品も気になるなー
    わたしは今すぐおばさんになりたい
  • 2026年8月24日
    夜果つるところ
    読み終わった後に震えが走ったのはこの本が初めてだ 鈍色幻視行を読み終わった勢いそのままに、夜果つるところを読んだ 鈍色幻視行で内容には触れられていたけれど、そこでは物語の根幹に関わる重大な事実も書かれていたけれど、でもそんなの関係ないくらい惹き込まれて圧倒される作品だった 耽美で淫靡で妖美、奇怪で悍ましく、なのに眩暈がするくらい美しい 暗がりに怪しく浮かび上がる館で巻き起こる薄暗く悲しい話なのに、誰も救われない悲惨な話なのに、もうそんな悲しくなることが続くのしんどいしやめようよって思うのに、でも読むのを止められなかった こんなに救いのない話も久しぶりに読んだ というか、ここまで救われないってなると、主人公が長年かけて作り上げた妄想の中のストーリーなのではって思いたくなる けど、それにしたって最後の〆よ 鳥肌立った それくらい素晴らしい終わり方 鈍色幻視行と同じくらい作り込まれた世界観に潜り込んで、物語の世界で色んな感情にもみくちゃにされて、吐き出しようがないくらいの種々雑多な感情に頭の中ぐっちゃぐちゃになったところでのあの終わり方 震えない方がおかしいって もーーーーーー、本当に鈍色幻視行もそうだったけどまじでヤバい 恩田陸先生の世界から帰ってこれないわ 熱中しすぎて生命力だいぶ削れた気がする でも、寿命縮んででも読む価値がある これたぶん何度でも読み返したくなる本だなあ 墜月荘の異形なる佇まいに精神が取り込まれて抜け出せない
    夜果つるところ
  • 2026年8月21日
    鈍色幻視行 上
    まず めっっっっっっっちゃ好きーーーーー!!!!!!!! もう、最っっっっっっっっ高すぎる!!!!!! 怪しさと耽美さの融合が最強すぎ 豪華客船が舞台の話なのに、全体的に影が濃くて、その濃さが絶妙で本っっっ当に堪んない 暗いオレンジの白熱灯に照らし出されたような舞台が何とも言えない雰囲気を醸し出してて、物語の世界観に引き摺り込まれたまま帰ってこれないんじゃないかと思った 読んでない時でも作品に囚われちゃって、ずっと心ここに在らずだった 読んでいない時に、早くあの世界に帰りたいと思ったのは初めてだ 小説や漫画の映像化にも触れられていて、内容的にも何度も頷くことになった 私はただの一般市民だけど、でも、好きな作品だからこそ映像化してほしくないっていうのはある 小説だからこそ、漫画だからこそ表現できるものってあるわけで しかも、登場人物のビジュアルだったりも想像して読んでるところあるから、全く別方向の人間がキャストに当てられてたりすると本気で拒否感が先に立つ 2作品くらいある、そういうの 何かは敢えて言わんけど 上巻の最後の方で出てくる、雅春の"目"に関する見解。これ、めちゃくちゃ共感できるんだよなー。京極夏彦先生読んで且つ心酔してる人ならわかってくれるのではないかと思う 雅春が妻から必然性を感じられてなかったと嘆くシーン、胸に刺さったなあ。そりゃ確かに傷付く。あまりにも身勝手で自己中心的な行為だよな 読んでて胸が苦しくなったよ でも、最後の方では雅春の言葉で色んな蟠りが解けていって、完全にとは言わないまでも物語を丸く収めていったのが素晴らしい 全てが解明されとわけではないけども、そのことがタイトルの鈍色と合わさっているようで納得がいく いやもうさあ、本当、全部が全部素晴らしかったよ 印象に残ったことツラツラ書いてみたけど、最終的に「ヤバい。最高。素晴らしく面白かった」に集約される 船上の物語らしく、読後のクラクラした余韻が無くならない 暫くはこの世界から帰ってこれないかも 続き気になりすぎて久しぶりに夜更かししてしまった てか、いつも以上に酷い感想 誤字脱字ヤバそう
    鈍色幻視行 上
  • 2026年8月13日
    愚かな薔薇上
    初っ端から特殊設定が前提で始まったから面食らったし慣れるまで少しかかったけど、慣れてしまえばその怪しくも美しい世界観に惹き込まれてどんどん読み進めてしまった 物語の雰囲気的になのかな、綾辻行人先生の緋色の囁きを思い出す 夜明けの花園を読んだ時も思ったけど、恩田陸先生の文章からは耽美さを感じる 意識しなくても鮮明に脳内に映像が再生される。映像だけじゃなく、温度も湿度も、匂いまで感じられる気がする 夏の、刺すように明るい木漏れ日とか、水辺の湿った空気感とか 逸らしようがないくらい頭の中に再生される それが息苦しいくらいに美しい SF系の作品を読むのが全くの初めてなんだけど、複雑さもないし読みやすいし、何より続きが気になりすぎて、見境なく闇雲に読み進めてしまった SFとオカルティックさがいい感じに混ざり合ってて、作中にもあるように頭の中がグルグル渦を巻くような感じ 酩酊感にも似た読み心地 脳内に浮かんでくるイメージも兎に角美しくて、見たこともない宇宙空間が綺麗に再生されて魅了される 自分の想像なのに、溜息が出るくらい美しい 最後の方「あれ、もう少し詳しい説明は?いや、私の理解力が足りないのか?」って感じもしたけど、でも、一夏の始まりから終わりまでをじっくりと体感した気分 一夏の終わりと、物語の終わりと、近付く世界の終焉をいっぺんに味わえた最後だったと思う 奈智と深志が船団を見送るラストシーンが大変に味わい深かった たぶん読み返す度にイメージが変わる作品なんだろうなー また必ず読み返さなきゃ
    愚かな薔薇上
  • 2026年8月9日
    殺し屋の出世術
    めっっっっっっっちゃくちゃ面白かった。とんでもねぇ、まじで本当に心の底からおもしれぇ 格別に読みやすい文章。なのに内容が薄いわけじゃない。寧ろ特濃 特に拷問描写が微に入り細を穿っていて読んでるだけで痛い もっとすごい拷問描写する本もあるだろうけど、それにしたって濃い。エグエグのエグ。前作よりもエグさはパワーアップしてる気がする 兎に角、文章に関しては濃さを感じる。読みやすくて濃厚。なかなかない気がする で、展開は正にジェットコースター。頭の中上下左右に乱雑にシェイクされながらも読むのを止められない 早く着地点に辿り着いてどんな結末を迎えるのか知りたいがために、シンプルに乱暴でエグい世界を突き進んでいく 辿り着いた着地点は想像を絶していて、読み終わった後は色んな感情が混ざったため息を吐き出すことしかできない こんな風呂敷の畳み方ってある!?みたいな 綺麗に華麗に乱暴に こんなことされたら、心臓鷲掴みにされた気分 確実に次もある終わり方に期待しかない まじ早く次読みてぇ〜〜〜〜〜 というか、コミカライズもしてるしこの勢いだとアニメ化までいきそうでは? 個人的にずっと鳥井さんの台詞が石田彰さんの声で再生される なんかもっとクレバーに感想書きたいんだけど、面白すぎてテンションぶち上がりすぎてまともな言葉が出てこない 本当ね、それくらい面白いですよこの作品 まじオススメ
    殺し屋の出世術
  • 2026年8月7日
    細雪 上
    細雪 上
    蒔岡家の日常をただただ、眺める小説 あっさりした感じを受ける文章。大なり小なり事件はあるけど、とっても波瀾万丈というわけじゃない。のに、妙に惹き込まれる文章。読めば読むほど惹きつけられる。癖になって止められない。中毒性がある カッパえびせんか? でも、こういった感じの文学作品に慣れてなければ挫折していたかもしれない しかし!私は百年の孤独で淡々とした文学作品の読み方を学んでいたのだ だから割と早い段階で文体とか世界観には馴染めた 上巻だったかな。女に対して「結婚前の大切な売物」というのが平然と書かれていることに驚いた そういう時代だったからと言えばそれまでだけど、今のご時世でこういう書き方したら大炎上待ったなしだよなぁって思った。そういう考え方のありようにも面白みを感じた。大して変わってないと思っても、時代はちゃんと変遷してるんだなあって ナチュラル上流階級金持ち思考で鼻持ちならない感じの主人公達の、当たり前のような上から目線の部分がめちゃくちゃ多い。けど、ユーモラスに感じられる文体のおかげもあるのかな。そういった嫌な部分があっても、嫌気がささずに読める 物語が進むにつれて、蒔岡家の面々の、特に幸子が徐々に卑屈でナイーブになっていくところに人間味を感じた そういうところも良かったのかな 船場言葉も始終趣があって、ついつい年甲斐もなく影響されそうになってしまう なんか、ああいった特有の方言ってめちゃくちゃ魅力を感じてしまう 船場言葉があったのもこの作品を好きになった要因の一つかも 初めて谷崎作品に触れたけど、こんなにも読み終わりたくない!もっと読みたい!って思った本は久しぶりっていうか初めてかも? 読み終わってすぐにまた他の作品を読みたくなった。恋しいとすら思える こんなの初めてだーー あとボリューム凄かったからか「うおおぉぉおおぉ!!読み切ったぜ!!!!!」って感じがハンパない なんかもう、ズブズブにハマった
    細雪 上
  • 2026年7月20日
    ブレイクショットの軌跡
    めっっっっっっっちゃおもしろかった!!!!!! どの賞にも選ばれてないのが不思議って言われてる方をお見かけして買ってみたんだけど、まじで本気で心の底から面白かった 読んでよかった 今年読んでよかった本のトップに入る 語り出したら止まらないレベルの面白さだったかも まず最初の章の登場人物の名前がホンダにスバルにスズキにセレナ クスッとした 展開としては、大きな波がありつつ、各登場人物の人生が交差しながらわりと淡々とした感じで進んでいく 静かに粛々と、続きがすごく気になる!ってなることもなく進んでいくのに、なのに訳わからんくらい読ませる文章 本当申し訳ないけど普通だったら眠くなりそうなストーリー、車のことも軍事のことも苦手レベルでちゃんとは理解していない。なのに、よくわからん魔力のようなものでぐいぐい読ませてくる 同志少女を読んだ時もそうだったけど、専門外の話を魅力的でわかりやすく見せて且つもっと読ませたいと思わせるのが凄いと思う 私はサッカーがとことこん好きではないけど、寧ろ嫌っているけれど、逢坂先生が書かれるサッカー描写はすごくワクワクするし読んでいて楽しい 少年2人に訪れる悲劇も、わりとありがちと思うんだけど、でも迫ってくる悲しさとかつらさが胸をキツく締め付けてくる 静かーな文章で、ちょっとしたボタンの掛け違えで人生がおもしろいように狂っていく様を淡々と思える文章で綴っていくのが怖い で、登場する人物ほぼ全てに繋がりがあって、あーこの人!ってなる瞬間が爽快 大きく広がった風呂敷が綺麗に畳まれてくのを見るのが本当に最高だった 特にエピローグ! こんなに綺麗に終わることってある?!ってくらい綺麗な終わり方だった 最初から最後まで素晴らしかったけど、でも本当にエピローグが最高 本当読んでよかったーーー 絶対また読み返す 最高!
  • 2026年7月13日
    重力ピエロ
    重力ピエロ
    伊坂幸太郎先生の作品に触れたことがないので手に取った この作品にした理由は明確 今年のオークス、ジュウリョクピエロの実力は理解した上で鞍上で切ったらアタマで来たのが吐きそうなくらい悔しかったから もう読むならこの作品からだろってことで拝読 まず、文章がしっとりしてて色気を感じた お茶の間に流れる濡れ場のような、背徳的なエロさみたいな? たぶん私だけなんだろうな あと、ものの例えかたが今まで見たことない感じで特徴的で、文章がかなり頭に残る 静かに淡々と進みながらもたまに覗く不穏さが気になってどんどん読んでしまう 読んでも読んでも何もわからなくて、それも更に気になっちゃう原因になるからまた読み続けてしまう 更に文章的にも読みやすい が、はっきり言って、想像と違った結末だった 私がどんでん返しというものに慣れ切っていて、きっと何かすごいどんでん返しがあるのかと思って読み進めていたのが原因なのはわかってる 雰囲気としては凪いだ海のように静かに終わった でも、その静かさの中には確かに家族の繋がりがあって、誰よりも家族を思い合っている人達がいた 何か思いもよらない結末が待っていると思っていた自分が恥ずかしい それくらい、最後には爽やかさがあった 最後のシーン、私には太陽を背にして笑う春の姿が見えた ゆっくりと徐々に染み入ってくるような読後感 じわじわと広がって内側を満たしていくような暖かさ 伊坂先生の作品に持っていた漠然としたイメージを覆されて、他の作品も読みたいと思わされた
  • 2026年7月9日
    盲目的な恋と友情(新潮文庫)
    ファイア・ドームが気になるけど、辻村深月先生の作品に触れたことがない ということで、よくオススメされているこの作品を拝読 よくある男女ドロドロものかと思って読み始めたらちょっと違った 辻村先生の作品に持っていた漠然としたイメージとは正反対の作品だった まず、私には茂実が被害者に見えた こういうのって男が特に酷いってイメージあったけど、この作品はとにかく茂実が可哀想 最低男の素養はあったんだろうけど、菜々子にいいように扱われて、蘭花に甘やかされた結果もっとダメになって、最終的には留利絵に突き落とされる、と 何とも哀れな男だなというのが私の感想になった てか蘭花の、自分の彼氏にまとわりつく女のことを悪霊に取り憑かれてるって表現したところがめちゃくちゃ好き よりによって悪霊かよって あと留利絵 ゆっくりと時間かけて変質していく様子が圧巻だった ただ話が合っただけ、されど話が合っただけなんだよなー 人間関係希薄な人って、たったこれだけのことでも転がるように勘違いしていっちゃうもんな わからなくもないよ 最初は自分よりも上と見上げた存在を、最終的には自分よりも下に見ている感じが怖かった 留利絵の肥大していく自我が恐ろしい 普通、こういう面倒くさい男女ものって読んでてイライラしてくるんだけど、辻村先生のお話は全くイラつくことなく読めた スッと入ってきてあっという間に読み終わった たぶん結末込みで想像を超えてきたから、読み終わった後の全てひっくり返された感がすごかった そ、そうくるのかっ!って 仕事なかったら秒で読み終わっちゃってヤバかったと思う よくあるドロっとした男女関係をさらに煮詰めてコールタールみたいにしたような話だった 特濃だったなー 解説にもあったけど、美波視点のこの3人の話が見てみたい
  • 2026年7月6日
    団地のふたり
    団地のふたり
    先に読んでた2作がしっかり目の小説だっただけに、この団地のふたりは穏やかな心で癒されながら読めた のんびりした空気感が堪らなかった だから、ヤバいと思った時にはもう遅かった。爆速で読み終わってた。読み終わりたくない!もっと読んでいたい!って本気で心の底から思った 少なくなっていくページに割と絶望した まだ読みたいよーーー これは絶対早々に続きを買う。絶対にだ で、この作品もまた食べ物の描写が上手すぎる!! もう出てくるもの全部食べたい! 特に喫茶店のパンケーキ!あれまじで美味そうすぎて身悶えした なんてことない料理すらも食べたくなってくるからすごい 野菜焼きがご馳走にしか思えない 読んでて究極に腹減った あと、解説にもあったけど、全てをわかり合っている2人の話っていうのが読んでて楽しくもあり、羨ましさで歯ぎしりしそうになる 前読んだ小説の感想でも書いたけど、こんな風な女の友情とかまじで難しすぎるし基本存在しないからね どんだけお互いにわかりあってると思ってても、年重ねたり環境変わった途端にあっさり消えてなくなるのが女の友情 だからこそ、この本は読んでて強く心に残るのかもしれない のんびりした時の流れの中にピリッとした風味も感じつつ、いつまでも浸っていたくなるような物語だった
  • 2026年7月5日
    QJKJQ
    QJKJQ
    SNSで「ミステリー苦手だけどこれは読めた!」って言ってる方を見て気になって読み始めた うん、なんか、とんでもねぇもんをお出しされた感 はっきり言って難しかった 芯の芯まで理解できてる気はしない あーなるほどと思った瞬間、スルッと抜け出して真実がどっか行っちゃった感じ まず、思った以上に地の文が話し言葉(話し言葉で合ってるのかな) 地の文が話し言葉な小説が若干苦手なんだけど、でもこれは思ったよりも読みやすい 広げている風呂敷がかなり大きいからか、真相に辿り着くまでの説明が難しく感じる 国家という範囲にまで及ぶともう宇宙猫みたいな顔で読むしかない 難しいけど真相知りたいから何とか喰らい付いて読むって感じ でも、全体的な描写が芸術的というか、描写に芸術性感じたのは初めて 綺麗とかじゃなく、芸術的 ※以下、少し内容に触れます↓ 亜李亜が父に思い出せとか言われた時点で何となく家族っていうのは亜李亜の妄想なのかなとは想像した 現に、兄も母もいなくなっていくし でも、想像してた真実に近づくにつれて国家という単位が出てきたりして「おぉお?」ってなった 本読んでるっていうより、本の内容が襲いかかってきて頭の中に入り込んできた感 理解する前に内容が頭の中に雪崩れ込んできた もっと色んな本読んで、知見を広げて、また読み返さないとちゃんと理解できない気がする 修行が足りんかった
  • 2026年7月3日
    らんたん
    らんたん
    なんかすごい長い感想になった 女子教育を軸に女性の地位や扱い等の移り変わりを描いた物語 各登場人物のエピソードが入れ替わり立ち替わりで紡がれていくので、話の繋がり方を忘れちゃったりしてそこが少し読みづらい 小説読んでるというよりも、歴史の授業受けてるような感じだった 不真面目学生だった私にとっては、学んでいなかった分野を再度学習した感じ というか、なかなか授業ではやらない分野な気がするのだが 事実をベースにした小説というのをほぼ初めて読むので、まじで勉強しつつ本を読むって感じで割と頭いっぱいいっぱいになった感じ 過去の女性の立場や境遇というのは往々にして目にはしたけど、それがメインとなって話が進むと、物語の空気感に爽やかさや明るさを感じても、奥にある薄暗さに胸がざわつく きっと、このメインの二人が生きた時代に比べれば現代はとても生きやすいのだろうけど、でも女の立場も扱いも結局は昔も今も大きな差はないのではないかと私なんかは思うんだよなー あと、女といえども色々いるし、考え方も感じ方も人それぞれ。同じ性別でもわかり合えないし、足引っ張られることもある でも、この作品はそういったあれやこれやを乗り越えて、女性の繋がりというのを本当に大事にしているんだなって思った 柚木先生のお作を読むのはこれが3冊目なのだけど毎回思う、女という生き物を書かれるのが本当うまい いや、小説家の先生にうまいとか上から目線で何様なんだけど でも、毎回タイプの違う女が出てくるのに、あーいるいるこういう女って絶対思う え?って思うことがない あと、友情以上恋愛未満の女同士の関係性が話の中枢にある気がする 恋愛まで至らないスレスレの深い関係を書かれてるイメージ 私がこれまで読んだのは、BUTTERとナイルパーチの女子会なんだけど、その二つと比べたらこの作品はねっとり感がなくてスッキリ爽やかに読み終えられた それと、何と言ってもやっぱり食事の描写が上手い 本気で腹が減る ハンバーガーの描写とかまじヤバかった 涎溢れて大変だったよ にしても、作中で出てきた戦争中の教育で、女は子供最低5人は産めって言われてたっていうのには寒気がしたわ 何なんだろうね、現代でもそんな空気感じるけどさ、女は本能的に子供産みたがってるみたいな風潮とか感じるたびに本気で嫌になる まじでキショいわ 今年に入って何作か戦時中を扱った本を読んだけど、やっぱり胸が締め付けられて苦しくなるな どの作者さんも真に迫る描写で戦争を書かれるから、自分が体験したことじゃないのに本当につらい この本を読んで確実に全てのことを自分の知識にできたかは自信ないけど、学生時代に全く勉強できなかった分野を物語を通して知ることができて、すごくいい読書になった 充実したーー たぶんもっと口に出したいことあるけど、うまく言葉にできなくて腹の中で渦巻いてる まぁ、いつものことだけど
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