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みや子
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@miya1989
好きなときに好きなものを好きなように 不真面目読書家
  • 2026年8月24日
    夜果つるところ
    読み終わった後に震えが走ったのはこの本が初めてだ 鈍色幻視行を読み終わった勢いそのままに、夜果つるところを読んだ 鈍色幻視行で内容には触れられていたけれど、そこでは物語の根幹に関わる重大な事実も書かれていたけれど、でもそんなの関係ないくらい惹き込まれて圧倒される作品だった 耽美で淫靡で妖美、奇怪で悍ましく、なのに眩暈がするくらい美しい 暗がりに怪しく浮かび上がる館で巻き起こる薄暗く悲しい話なのに、誰も救われない悲惨な話なのに、もうそんな悲しくなることが続くのしんどいしやめようよって思うのに、でも読むのを止められなかった こんなに救いのない話も久しぶりに読んだ というか、ここまで救われないってなると、主人公が長年かけて作り上げた妄想の中のストーリーなのではって思いたくなる けど、それにしたって最後の〆よ 鳥肌立った それくらい素晴らしい終わり方 鈍色幻視行と同じくらい作り込まれた世界観に潜り込んで、物語の世界で色んな感情にもみくちゃにされて、吐き出しようがないくらいの種々雑多な感情に頭の中ぐっちゃぐちゃになったところでのあの終わり方 震えない方がおかしいって もーーーーーー、本当に鈍色幻視行もそうだったけどまじでヤバい 恩田陸先生の世界から帰ってこれないわ 熱中しすぎて生命力だいぶ削れた気がする でも、寿命縮んででも読む価値がある これたぶん何度でも読み返したくなる本だなあ 墜月荘の異形なる佇まいに精神が取り込まれて抜け出せない
    夜果つるところ
  • 2026年8月21日
    鈍色幻視行 上
    まず めっっっっっっっちゃ好きーーーーー!!!!!!!! もう、最っっっっっっっっ高すぎる!!!!!! 怪しさと耽美さの融合が最強すぎ 豪華客船が舞台の話なのに、全体的に影が濃くて、その濃さが絶妙で本っっっ当に堪んない 暗いオレンジの白熱灯に照らし出されたような舞台が何とも言えない雰囲気を醸し出してて、物語の世界観に引き摺り込まれたまま帰ってこれないんじゃないかと思った 読んでない時でも作品に囚われちゃって、ずっと心ここに在らずだった 読んでいない時に、早くあの世界に帰りたいと思ったのは初めてだ 小説や漫画の映像化にも触れられていて、内容的にも何度も頷くことになった 私はただの一般市民だけど、でも、好きな作品だからこそ映像化してほしくないっていうのはある 小説だからこそ、漫画だからこそ表現できるものってあるわけで しかも、登場人物のビジュアルだったりも想像して読んでるところあるから、全く別方向の人間がキャストに当てられてたりすると本気で拒否感が先に立つ 2作品くらいある、そういうの 何かは敢えて言わんけど 上巻の最後の方で出てくる、雅春の"目"に関する見解。これ、めちゃくちゃ共感できるんだよなー。京極夏彦先生読んで且つ心酔してる人ならわかってくれるのではないかと思う 雅春が妻から必然性を感じられてなかったと嘆くシーン、胸に刺さったなあ。そりゃ確かに傷付く。あまりにも身勝手で自己中心的な行為だよな 読んでて胸が苦しくなったよ でも、最後の方では雅春の言葉で色んな蟠りが解けていって、完全にとは言わないまでも物語を丸く収めていったのが素晴らしい 全てが解明されとわけではないけども、そのことがタイトルの鈍色と合わさっているようで納得がいく いやもうさあ、本当、全部が全部素晴らしかったよ 印象に残ったことツラツラ書いてみたけど、最終的に「ヤバい。最高。素晴らしく面白かった」に集約される 船上の物語らしく、読後のクラクラした余韻が無くならない 暫くはこの世界から帰ってこれないかも 続き気になりすぎて久しぶりに夜更かししてしまった てか、いつも以上に酷い感想 誤字脱字ヤバそう
    鈍色幻視行 上
  • 2026年8月13日
    愚かな薔薇上
    初っ端から特殊設定が前提で始まったから面食らったし慣れるまで少しかかったけど、慣れてしまえばその怪しくも美しい世界観に惹き込まれてどんどん読み進めてしまった 物語の雰囲気的になのかな、綾辻行人先生の緋色の囁きを思い出す 夜明けの花園を読んだ時も思ったけど、恩田陸先生の文章からは耽美さを感じる 意識しなくても鮮明に脳内に映像が再生される。映像だけじゃなく、温度も湿度も、匂いまで感じられる気がする 夏の、刺すように明るい木漏れ日とか、水辺の湿った空気感とか 逸らしようがないくらい頭の中に再生される それが息苦しいくらいに美しい SF系の作品を読むのが全くの初めてなんだけど、複雑さもないし読みやすいし、何より続きが気になりすぎて、見境なく闇雲に読み進めてしまった SFとオカルティックさがいい感じに混ざり合ってて、作中にもあるように頭の中がグルグル渦を巻くような感じ 酩酊感にも似た読み心地 脳内に浮かんでくるイメージも兎に角美しくて、見たこともない宇宙空間が綺麗に再生されて魅了される 自分の想像なのに、溜息が出るくらい美しい 最後の方「あれ、もう少し詳しい説明は?いや、私の理解力が足りないのか?」って感じもしたけど、でも、一夏の始まりから終わりまでをじっくりと体感した気分 一夏の終わりと、物語の終わりと、近付く世界の終焉をいっぺんに味わえた最後だったと思う 奈智と深志が船団を見送るラストシーンが大変に味わい深かった たぶん読み返す度にイメージが変わる作品なんだろうなー また必ず読み返さなきゃ
    愚かな薔薇上
  • 2026年8月9日
    殺し屋の出世術
    めっっっっっっっちゃくちゃ面白かった。とんでもねぇ、まじで本当に心の底からおもしれぇ 格別に読みやすい文章。なのに内容が薄いわけじゃない。寧ろ特濃 特に拷問描写が微に入り細を穿っていて読んでるだけで痛い もっとすごい拷問描写する本もあるだろうけど、それにしたって濃い。エグエグのエグ。前作よりもエグさはパワーアップしてる気がする 兎に角、文章に関しては濃さを感じる。読みやすくて濃厚。なかなかない気がする で、展開は正にジェットコースター。頭の中上下左右に乱雑にシェイクされながらも読むのを止められない 早く着地点に辿り着いてどんな結末を迎えるのか知りたいがために、シンプルに乱暴でエグい世界を突き進んでいく 辿り着いた着地点は想像を絶していて、読み終わった後は色んな感情が混ざったため息を吐き出すことしかできない こんな風呂敷の畳み方ってある!?みたいな 綺麗に華麗に乱暴に こんなことされたら、心臓鷲掴みにされた気分 確実に次もある終わり方に期待しかない まじ早く次読みてぇ〜〜〜〜〜 というか、コミカライズもしてるしこの勢いだとアニメ化までいきそうでは? 個人的にずっと鳥井さんの台詞が石田彰さんの声で再生される なんかもっとクレバーに感想書きたいんだけど、面白すぎてテンションぶち上がりすぎてまともな言葉が出てこない 本当ね、それくらい面白いですよこの作品 まじオススメ
    殺し屋の出世術
  • 2026年8月7日
    細雪 上
    細雪 上
    蒔岡家の日常をただただ、眺める小説 あっさりした感じを受ける文章。大なり小なり事件はあるけど、とっても波瀾万丈というわけじゃない。のに、妙に惹き込まれる文章。読めば読むほど惹きつけられる。癖になって止められない。中毒性がある カッパえびせんか? でも、こういった感じの文学作品に慣れてなければ挫折していたかもしれない しかし!私は百年の孤独で淡々とした文学作品の読み方を学んでいたのだ だから割と早い段階で文体とか世界観には馴染めた 上巻だったかな。女に対して「結婚前の大切な売物」というのが平然と書かれていることに驚いた そういう時代だったからと言えばそれまでだけど、今のご時世でこういう書き方したら大炎上待ったなしだよなぁって思った。そういう考え方のありようにも面白みを感じた。大して変わってないと思っても、時代はちゃんと変遷してるんだなあって ナチュラル上流階級金持ち思考で鼻持ちならない感じの主人公達の、当たり前のような上から目線の部分がめちゃくちゃ多い。けど、ユーモラスに感じられる文体のおかげもあるのかな。そういった嫌な部分があっても、嫌気がささずに読める 物語が進むにつれて、蒔岡家の面々の、特に幸子が徐々に卑屈でナイーブになっていくところに人間味を感じた そういうところも良かったのかな 船場言葉も始終趣があって、ついつい年甲斐もなく影響されそうになってしまう なんか、ああいった特有の方言ってめちゃくちゃ魅力を感じてしまう 船場言葉があったのもこの作品を好きになった要因の一つかも 初めて谷崎作品に触れたけど、こんなにも読み終わりたくない!もっと読みたい!って思った本は久しぶりっていうか初めてかも? 読み終わってすぐにまた他の作品を読みたくなった。恋しいとすら思える こんなの初めてだーー あとボリューム凄かったからか「うおおぉぉおおぉ!!読み切ったぜ!!!!!」って感じがハンパない なんかもう、ズブズブにハマった
    細雪 上
  • 2026年7月20日
    ブレイクショットの軌跡
    めっっっっっっっちゃおもしろかった!!!!!! どの賞にも選ばれてないのが不思議って言われてる方をお見かけして買ってみたんだけど、まじで本気で心の底から面白かった 読んでよかった 今年読んでよかった本のトップに入る 語り出したら止まらないレベルの面白さだったかも まず最初の章の登場人物の名前がホンダにスバルにスズキにセレナ クスッとした 展開としては、大きな波がありつつ、各登場人物の人生が交差しながらわりと淡々とした感じで進んでいく 静かに粛々と、続きがすごく気になる!ってなることもなく進んでいくのに、なのに訳わからんくらい読ませる文章 本当申し訳ないけど普通だったら眠くなりそうなストーリー、車のことも軍事のことも苦手レベルでちゃんとは理解していない。なのに、よくわからん魔力のようなものでぐいぐい読ませてくる 同志少女を読んだ時もそうだったけど、専門外の話を魅力的でわかりやすく見せて且つもっと読ませたいと思わせるのが凄いと思う 私はサッカーがとことこん好きではないけど、寧ろ嫌っているけれど、逢坂先生が書かれるサッカー描写はすごくワクワクするし読んでいて楽しい 少年2人に訪れる悲劇も、わりとありがちと思うんだけど、でも迫ってくる悲しさとかつらさが胸をキツく締め付けてくる 静かーな文章で、ちょっとしたボタンの掛け違えで人生がおもしろいように狂っていく様を淡々と思える文章で綴っていくのが怖い で、登場する人物ほぼ全てに繋がりがあって、あーこの人!ってなる瞬間が爽快 大きく広がった風呂敷が綺麗に畳まれてくのを見るのが本当に最高だった 特にエピローグ! こんなに綺麗に終わることってある?!ってくらい綺麗な終わり方だった 最初から最後まで素晴らしかったけど、でも本当にエピローグが最高 本当読んでよかったーーー 絶対また読み返す 最高!
  • 2026年7月13日
    重力ピエロ
    重力ピエロ
    伊坂幸太郎先生の作品に触れたことがないので手に取った この作品にした理由は明確 今年のオークス、ジュウリョクピエロの実力は理解した上で鞍上で切ったらアタマで来たのが吐きそうなくらい悔しかったから もう読むならこの作品からだろってことで拝読 まず、文章がしっとりしてて色気を感じた お茶の間に流れる濡れ場のような、背徳的なエロさみたいな? たぶん私だけなんだろうな あと、ものの例えかたが今まで見たことない感じで特徴的で、文章がかなり頭に残る 静かに淡々と進みながらもたまに覗く不穏さが気になってどんどん読んでしまう 読んでも読んでも何もわからなくて、それも更に気になっちゃう原因になるからまた読み続けてしまう 更に文章的にも読みやすい が、はっきり言って、想像と違った結末だった 私がどんでん返しというものに慣れ切っていて、きっと何かすごいどんでん返しがあるのかと思って読み進めていたのが原因なのはわかってる 雰囲気としては凪いだ海のように静かに終わった でも、その静かさの中には確かに家族の繋がりがあって、誰よりも家族を思い合っている人達がいた 何か思いもよらない結末が待っていると思っていた自分が恥ずかしい それくらい、最後には爽やかさがあった 最後のシーン、私には太陽を背にして笑う春の姿が見えた ゆっくりと徐々に染み入ってくるような読後感 じわじわと広がって内側を満たしていくような暖かさ 伊坂先生の作品に持っていた漠然としたイメージを覆されて、他の作品も読みたいと思わされた
  • 2026年7月9日
    盲目的な恋と友情(新潮文庫)
    ファイア・ドームが気になるけど、辻村深月先生の作品に触れたことがない ということで、よくオススメされているこの作品を拝読 よくある男女ドロドロものかと思って読み始めたらちょっと違った 辻村先生の作品に持っていた漠然としたイメージとは正反対の作品だった まず、私には茂実が被害者に見えた こういうのって男が特に酷いってイメージあったけど、この作品はとにかく茂実が可哀想 最低男の素養はあったんだろうけど、菜々子にいいように扱われて、蘭花に甘やかされた結果もっとダメになって、最終的には留利絵に突き落とされる、と 何とも哀れな男だなというのが私の感想になった てか蘭花の、自分の彼氏にまとわりつく女のことを悪霊に取り憑かれてるって表現したところがめちゃくちゃ好き よりによって悪霊かよって あと留利絵 ゆっくりと時間かけて変質していく様子が圧巻だった ただ話が合っただけ、されど話が合っただけなんだよなー 人間関係希薄な人って、たったこれだけのことでも転がるように勘違いしていっちゃうもんな わからなくもないよ 最初は自分よりも上と見上げた存在を、最終的には自分よりも下に見ている感じが怖かった 留利絵の肥大していく自我が恐ろしい 普通、こういう面倒くさい男女ものって読んでてイライラしてくるんだけど、辻村先生のお話は全くイラつくことなく読めた スッと入ってきてあっという間に読み終わった たぶん結末込みで想像を超えてきたから、読み終わった後の全てひっくり返された感がすごかった そ、そうくるのかっ!って 仕事なかったら秒で読み終わっちゃってヤバかったと思う よくあるドロっとした男女関係をさらに煮詰めてコールタールみたいにしたような話だった 特濃だったなー 解説にもあったけど、美波視点のこの3人の話が見てみたい
  • 2026年7月6日
    団地のふたり
    団地のふたり
    先に読んでた2作がしっかり目の小説だっただけに、この団地のふたりは穏やかな心で癒されながら読めた のんびりした空気感が堪らなかった だから、ヤバいと思った時にはもう遅かった。爆速で読み終わってた。読み終わりたくない!もっと読んでいたい!って本気で心の底から思った 少なくなっていくページに割と絶望した まだ読みたいよーーー これは絶対早々に続きを買う。絶対にだ で、この作品もまた食べ物の描写が上手すぎる!! もう出てくるもの全部食べたい! 特に喫茶店のパンケーキ!あれまじで美味そうすぎて身悶えした なんてことない料理すらも食べたくなってくるからすごい 野菜焼きがご馳走にしか思えない 読んでて究極に腹減った あと、解説にもあったけど、全てをわかり合っている2人の話っていうのが読んでて楽しくもあり、羨ましさで歯ぎしりしそうになる 前読んだ小説の感想でも書いたけど、こんな風な女の友情とかまじで難しすぎるし基本存在しないからね どんだけお互いにわかりあってると思ってても、年重ねたり環境変わった途端にあっさり消えてなくなるのが女の友情 だからこそ、この本は読んでて強く心に残るのかもしれない のんびりした時の流れの中にピリッとした風味も感じつつ、いつまでも浸っていたくなるような物語だった
  • 2026年7月5日
    QJKJQ
    QJKJQ
    SNSで「ミステリー苦手だけどこれは読めた!」って言ってる方を見て気になって読み始めた うん、なんか、とんでもねぇもんをお出しされた感 はっきり言って難しかった 芯の芯まで理解できてる気はしない あーなるほどと思った瞬間、スルッと抜け出して真実がどっか行っちゃった感じ まず、思った以上に地の文が話し言葉(話し言葉で合ってるのかな) 地の文が話し言葉な小説が若干苦手なんだけど、でもこれは思ったよりも読みやすい 広げている風呂敷がかなり大きいからか、真相に辿り着くまでの説明が難しく感じる 国家という範囲にまで及ぶともう宇宙猫みたいな顔で読むしかない 難しいけど真相知りたいから何とか喰らい付いて読むって感じ でも、全体的な描写が芸術的というか、描写に芸術性感じたのは初めて 綺麗とかじゃなく、芸術的 ※以下、少し内容に触れます↓ 亜李亜が父に思い出せとか言われた時点で何となく家族っていうのは亜李亜の妄想なのかなとは想像した 現に、兄も母もいなくなっていくし でも、想像してた真実に近づくにつれて国家という単位が出てきたりして「おぉお?」ってなった 本読んでるっていうより、本の内容が襲いかかってきて頭の中に入り込んできた感 理解する前に内容が頭の中に雪崩れ込んできた もっと色んな本読んで、知見を広げて、また読み返さないとちゃんと理解できない気がする 修行が足りんかった
  • 2026年7月3日
    らんたん
    らんたん
    なんかすごい長い感想になった 女子教育を軸に女性の地位や扱い等の移り変わりを描いた物語 各登場人物のエピソードが入れ替わり立ち替わりで紡がれていくので、話の繋がり方を忘れちゃったりしてそこが少し読みづらい 小説読んでるというよりも、歴史の授業受けてるような感じだった 不真面目学生だった私にとっては、学んでいなかった分野を再度学習した感じ というか、なかなか授業ではやらない分野な気がするのだが 事実をベースにした小説というのをほぼ初めて読むので、まじで勉強しつつ本を読むって感じで割と頭いっぱいいっぱいになった感じ 過去の女性の立場や境遇というのは往々にして目にはしたけど、それがメインとなって話が進むと、物語の空気感に爽やかさや明るさを感じても、奥にある薄暗さに胸がざわつく きっと、このメインの二人が生きた時代に比べれば現代はとても生きやすいのだろうけど、でも女の立場も扱いも結局は昔も今も大きな差はないのではないかと私なんかは思うんだよなー あと、女といえども色々いるし、考え方も感じ方も人それぞれ。同じ性別でもわかり合えないし、足引っ張られることもある でも、この作品はそういったあれやこれやを乗り越えて、女性の繋がりというのを本当に大事にしているんだなって思った 柚木先生のお作を読むのはこれが3冊目なのだけど毎回思う、女という生き物を書かれるのが本当うまい いや、小説家の先生にうまいとか上から目線で何様なんだけど でも、毎回タイプの違う女が出てくるのに、あーいるいるこういう女って絶対思う え?って思うことがない あと、友情以上恋愛未満の女同士の関係性が話の中枢にある気がする 恋愛まで至らないスレスレの深い関係を書かれてるイメージ 私がこれまで読んだのは、BUTTERとナイルパーチの女子会なんだけど、その二つと比べたらこの作品はねっとり感がなくてスッキリ爽やかに読み終えられた それと、何と言ってもやっぱり食事の描写が上手い 本気で腹が減る ハンバーガーの描写とかまじヤバかった 涎溢れて大変だったよ にしても、作中で出てきた戦争中の教育で、女は子供最低5人は産めって言われてたっていうのには寒気がしたわ 何なんだろうね、現代でもそんな空気感じるけどさ、女は本能的に子供産みたがってるみたいな風潮とか感じるたびに本気で嫌になる まじでキショいわ 今年に入って何作か戦時中を扱った本を読んだけど、やっぱり胸が締め付けられて苦しくなるな どの作者さんも真に迫る描写で戦争を書かれるから、自分が体験したことじゃないのに本当につらい この本を読んで確実に全てのことを自分の知識にできたかは自信ないけど、学生時代に全く勉強できなかった分野を物語を通して知ることができて、すごくいい読書になった 充実したーー たぶんもっと口に出したいことあるけど、うまく言葉にできなくて腹の中で渦巻いてる まぁ、いつものことだけど
  • 2026年6月26日
    白夜行
    白夜行
    ミステリーが好きなんだ!と言いつつ東野圭吾先生の作品を拝読したことがなかったので、よくオススメされている白夜行を読んでみた まず、圧倒的な字数の暴力 多すぎるページ数による分厚い本体 ページが細かい文字で埋め尽くされてるのが何より好きな私はそれだけで魅了された。なんて単純 色んな人がどんどん出てきて戸惑いながら読むけど、陰に小さいながらも繋がりが見え隠れしてて、それが気になるから読むのが止められなくなる 何が隠されてるのか、すごく気になる 私の感覚で言うとミステリーというよりも、サスペンス? 今だに小説のジャンル分けわかってないから断言できないけど、ミステリーと思って読むとあれ?ってなる けども!!!!そんな、あれ?っていう疑問を吹き飛ばすくらいの物凄い作品 読後感は、百年の時効を読み終わった後に似ている 圧倒的な質量に語る言葉が出てこない 読んでみてどうだった?と聞かれても、すぐには何も言えないっていうか言うことができない 東野先生のお作を読むのはこれが初めてだけど、全部こんな感じなの? ヤバくない? まぁさ、容疑者Xの献身を映画で見た時に、こんな誰も幸せにならない身体真っ二つにされるレベルで抉ってくる作品を作り出せる作者って何者とは思ったけど 濃密すぎて私のようなチャランポランが語るのは憚られるというか 解説にもあったけど、メイン二人の心情が何も出てこなくて、終わり方もこっちの想像にお任せ的な感じだし 最後だけじゃなくて、この二人に何があって何が起こってっていうのも想像の域を出ないんだけど でも、明示されはしないまでも見えてくる真実はキツくて 雪穂にとっての亮司の存在を考えると苦しくて 亮司にとっての鋏の意味とかさ ポツリと二人が語った白夜と太陽のところとか考えるともうね これはもう、凄いもんを読んでしまった感 腹の中では色んな感想が渦巻いてて、吐き出したいのにうまく語る言葉がなくて 身悶えするような作品だった 他の東野先生の作品も読み漁りたい
  • 2026年6月21日
    二人キリ 上
    二人キリ 上
    北の大地だから土日挟んでて買えないと思ったけど買えたーーー!!! 著者的にもテーマ的にも絶対絶対ぜーーっっったい読みたかったからめちゃくちゃ買えて嬉しい!!!!! もうどのタイミングで読もうか考えただけでニヤニヤしちゃう まじで嬉しい 今日は本当にとても良い日
    二人キリ 上
  • 2026年6月17日
    コンビニ人間
    コンビニ人間
    村田沙耶香先生の世界99が気になって気になって でも、初めましての作品があのボリューム。文体合わなかった時が怖い ということで、よくSNSで見るコンビニ人間から読み始めようと決めた 初っ端から読みやすい文章。想像しなくても音も光景も脳内に浮かぶ これは好きな文体だぞって思った矢先に正面から突っ込んでくる狂気 面食らった が、とんでもねぇ狂気をぶつけられても気になる内容 とんでもねぇのに気になって読んでしまう 時速70キロで狂気がぶち当たってくるのに読み進めるのが止められねーーー でも、全く理解できないってわけでもない。歪ではあるけど、真ん中にはちゃんと秩序があって、理解できないわけじゃない 歪んでて不気味さもあるのに、それなのに、それを遥かに上回る魅力がある 理解できない。けど、理解したいと思えてくる こんな物語読んだの初めてだ 世界99だけじゃなく、村田先生の作品をもっと読んで、その世界をもっと知りたい そう思わせる本だった 本当は昨日一日で読み終えられそうだったけど、何だかそれも勿体なく思えてもっとゆっくり読もうと思ったけど無理だった もっと主人公のこと深掘りしながら読みたかったけど、それは次また読み返した時ゆっくりやろう 気付けば駆け抜けるように読み終えてた 纏わりつくような読後感が堪らない もっと語りたくなるような内容なのに、言葉が溢れて纏まらないというか 兎に角なんか凄かった コンビニ人間の世界から抜け出せないでいる
  • 2026年6月16日
    水車小屋のネネ【毎日文庫】
    一つ前に読んだのが百年の孤独だからか、読み口がまぁ軽く感じること でも、だからって内容が薄いわけではなく、ゆっくりと流れる姉妹の時間を堪能できた 姉妹の人生を、姉妹を取り巻く人々も含めて追っていく 始まりは少し重めだけれども、良い田舎(あえてこう言う)ならではの、のんびりした時間の流れを感じられる 何も起こらないけど、淡々としてるけど、それでも読んでいて心地良い 中心にある優しさを感じられる 私は人との繋がりというものが苦手だけれども、こういう物語を見てしまうと強く憧れてしまう ただ優しさだけがある繋がり、相手への思いやりが滲み出る繋がり そんな関係がどれだけ希少かわかっているから、更に憧れる 受け継いでいくことと、という、現代だと割と難しいことも作中では行われていて、そこもよかったなぁと 読み終わった後本当に心が安らいで、少し涙が滲んだ また読み返したくなるあったかい本 読んでよかった
  • 2026年6月14日
    細雪 上
    細雪 上
    フィギュア売ったら予想以上に良い値がついたので、喜び勇んで本屋へ 悩みに悩んで選んだ本達 並べてニヤニヤ 読むのが楽しみ 幸せな1日だった Xで存在知ってヌルッと始めたReadsだけど、割と面白い Reads始めるまではThreadsでブツブツ感想言ってたけど、それともまた違った良さがある気がする
    細雪 上
  • 2026年6月7日
    水車小屋のネネ【毎日文庫】
    百年の孤独読んでたからだと思うけど、一行目からもう読みやすい 謎に「にっ、日本語だーーー!!」という感想が湧く でも、明日からまた連勤続きでゆっくり読めないんだよなー つらぁ
  • 2026年6月5日
    百年の孤独
    百年の孤独
    やっっっっっと、読み終わったーーーーー 連勤続いてたとはいえ、時間かかったな 洋書を読む上でというか、この百年の孤独限定かもしれないけど、ある程度テンポよく読むことが大切かもしれない 噛んで含めるように読むというより、ノリと勢いで駆け抜けるように読み進めないと何も進んでいかない しっかり理解しながら読むのを大事にはしているけど、それをしていると読み終わらない気がする 言葉の意味を深読みするとか、背景にあるものを想像するとかいう必要を感じない ただ、書かれてあることをありのままにそのまんーーーま受け入れて読み進めていくという新感覚読書体験 小説読んでるというか、歴史の教科書読んでるみたい いや、ある意味ストレートで素直って感じなんだけどね 言い回しとか聞いたことない服の素材とかが出てこなければ、もっとサクサク読めたような気がする 書いてある文字を延々と読み続けたい時とかにぴったりかも 名前特徴的だから暫くは登場人物の名前が頭の中でグルグルしてそう 読み終わった後口開けっ放しで天井の片隅見上げて惚けてた ザクザク読んだけど、読み終わりズッシリしてる
  • 2026年5月23日
    百年の孤独
    百年の孤独
    次いつ本買いに行けるかわからないし、少し読むスピード落とした方がいいかなとか思ってたけど来週から連勤地獄じゃないですかやだーーーーーそもそも読めないーーーつらぁ というか、少し読み始めてみたけどこれ読めるかな私 そもそも洋書読み慣れてないし難解そう
  • 2026年5月22日
    マカン・マラン
    しっぽ食堂で「おや?」と思ったのもあって買うのも読むのも躊躇したけど余計な不安だった 金曜深夜のドラマを見ているような感じ 登場人物が抱える悩みが身近でリアルで読んでて入り込みやすい 抱えているものが重い分、読後感もドッシリしてて読んだー!って感じが割とある そして何より飯が美味そう 何よりそれを求めていた 自然派なメニューが多いのに、すごく美味しそうに描かれてて読んでてまじで食べたくなる これドラマ化したらめちゃくちゃウケそうな気がするけど、長年されてないってことは、ドラマ化したらこの物語の良さが変わっちゃうからって思ってる人が多いのかな もしそうならわかりそうな気もする 小説の世界だからこそ輝く物語なのかな てか、めっちゃ気になる終わり方だし絶対続き買うーーー こんな風に終わるなんて、購買意欲掻き立てるじゃないあと、カレーパン食いたい 何もかもから自由な人間はいない、このセリフ真実よなあ
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