
itshin
@it_shine
2026年7月3日
高畑勲と「火垂るの墓」
寺越陽子
読み終わった
読み終わってしまった。この本の元になったドキュメンタリーも、当然映画『火垂るの墓』も観ているのだけど、本で読むのはまた違った感傷があった。本という媒体は本当に素晴らしい。単にドキュメンタリー番組を本にしただけのものではない。映画というものがどうやって作られたのか、どんな思いだったのか、身につまされると同時に、戦争そのものにも思いを馳せる。少年と少女だけで生きていくことの、そして、死んでいってしまうその、経過を感じたような気がした。どうやって作られたのかをこの本はその一部だけれど、描いている。カケラのようなもの。発見されたノートを読みたいと思ったけれど、国宝かのように取り扱われているのを見ると、じっくりと読むことは叶わないだろう。映画を作るってことが、作品を作るってことが、どういうことなのか、たぶん、わかっていないけれど、その一端を見たような気がする。それは、戦慄するものだ。おろそかにはできないことだ。簡単じゃない。そうやってできたものなのだ。『火垂るの墓』のDVDを買って大事にしようと思った。





