sgsw "富士日記(中)" 2026年7月2日

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@89tapir89
2026年7月2日
富士日記(中)
富士日記(中)
武田百合子
上巻から読んでいると、季節も3回、4回と巡って、これは移ろい、出会いと別れの記録なのだと分かってくる。直接的に描かれるポコ以外にも、山の人たちとの交友関係もいつの間にか少しずつ出てこなくなる名前もあり。ガソリンスタンドのおじさん・おばさんは変わらずそこにいて、養豚の仕事に軸足を移していったノブさんの近況を教えてくれる。 恒例の湖上祭にも、年末年始を過ごしにも行けない年だってある。東名高速や中央道だって相次いで開通する目まぐるしく移ろう時代なのだから。 一回だけ登場する夫の泰淳発案で家庭内で流行っているというアジシオをお湯に溶かしただけのスープに強く心を掴まれたのでした。
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