
ルリオ
@rulio
2026年7月4日
一次元の挿し木
松下龍之介
読み終わった
(極力ネタバレしません。)
想うが故のすれ違い
インドのループクンド湖から発掘された200年前の遺体の人骨と4年前に行方不明となった主人公の義妹のDNAが一致する。その人骨から謎や事件が連鎖していく。
本書は遺伝子がキーワードとなり、用語や機械が様々に登場するが、著者がもともと精通した分野ではなかったにも関わらず、ここまで書ききっていることに驚いた。
場面設定などいろいろなことが伏線であり、広げた風呂敷は畳まれる。複数の事件が起こるも、バディの存在もあり気分が重くなることなく読める。謎が様々あり、状況がテンポよく展開していくため、文庫にしては少しページは多めだが、スムーズに読める。
詳細は触れないが、大人が子供を想うが故のすれ違いが私は印象に残った。登場人物のほとんどに好感が持てる。
「と、そのときだった。
‘ちゃぽん’。
背後で液体の揺れる音がした。」(38ページより引用)
この「ちゃぽん」という擬音が効果的に使われる。この擬音が現れる度に読者の感情は揺さぶられるだろう。
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たまたま書店で見つけて人生初のサイン本を買いました!
明日、日曜日から本書が原作のドラマが始まりますね。
楽しみです!










