
fuyunowaqs
@paajiiym
2025年3月27日

地図と星座の少女
キラン・ミルウッド・ハーグレイブ,
佐藤志敦
読んだ
二枚の地図を確認しながら楽しく読んだ。冒頭で島の日常を一変させるような事件が起きるのに、第Ⅰ部と第Ⅱ部の途中まではあまり物語が動かず、地味な雰囲気が続く。イサベラとループが再会してからはめまぐるしい冒険……というより困難続きで目が離せなかった。オリア・ムーザさんによる島の景色を切り取ったような挿絵もよかった。あえてくわしく描かれなかったものを想像する楽しみもある。でも、ペンダントの中身は……知りたかった……!
満身創痍のふたりが最大の試練に挑むのは、それまでイサベラを支え導いてきたインクや地図を失ってからだったので、この作品の原題が "The Girl of Ink & Stars" というのはすこし不思議に感じた。道具を失っても、イサベラ自身が地図となって人を、みずからを導く……みたいなことだろうか。わからない。すてきな作品なので、またいつか落ち着いて読み返したい。