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fuyunowaqs
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@paajiiym
読書は苦手だけど本が好き 読んだ本の内容と感想を気ままに書きます 今年の目標:こまったさんシリーズを読む&作ってみる
  • 2025年5月25日
    御伽草子 下
    御伽草子 下
    下巻に収録されている『さいき』が好きでたまに読みたくなる
  • 2025年5月25日
    わたしが降らせた雪
    わたしが降らせた雪
    物語の内容にあわせた切り絵風の装画は西淑さん。 児童書のような装丁なのに、一般書の棚に並んでいてすこし浮いていた。読んでみておおいに納得した。読み進めるにつれ気分が落ち込んで体調が悪くなるほど主人公が不憫でどうしようもなかった。友と呼べる存在がおらず学校ではいじめられていて、安心できる居場所のない10歳の子どもの話。保護者やおとなの手も届かず、追いつめられて苦しむさまを見るのはつらかった。 ラストではよい方向に進む兆しが描かれたけれど、ぜんぜんまったく一切得心がいかない。薄氷の先にかすむ幻影のように心許ない希望が、逆に不安をあおってくる。 以下68ページから引用。 "みんなが色々な物事を信じないのは、怖がっているからじゃないだろうか。何かを信じるということは、間違っているかもしれないということで、もしも間違っていたとしたら、傷つくことになるかもしれない。" もう一ヶ所、373ページから引用。 "ひどく興奮したかと思えば、すごく怖くなり、興奮するのにも怖がるのにもうんざりし、とにかくすべてを終わらせたくなった。"
  • 2025年5月24日
    戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しない
    ひとりで闘わせてはならない
  • 2025年5月24日
    こまったさんのカレーライス
    こまったさんのカレーライス
    シリーズ1作目が草原、2作目は海! こまったさんが泳いだ海の世界はにぎやかで楽しそう。生き物も20種類くらい描かれていて、みんなそれぞれ賢くて愛嬌があって、やりとりがおもしろかった。
  • 2025年5月23日
    NHK出版 学びのきほん キリスト教の核心をよむ
    鈴木千佳子さんの装丁とイラストがうれしい学びのきほんシリーズ。 先日のローマ教皇レオ十四世の就任ミサを受けて、アウグスティヌスを読みたいと思い手に取った。本書の第3章が『告白』を読む前のガイドとしてぴったり。
  • 2025年5月21日
    灯台旅
    灯台旅
    著者が実際に訪れた全国100ヵ所の灯台を写真付きで紹介する一冊。曇りだったり逆光だったり、晴天ではない写真が多くて楽しい。雨粒がレンズについているものまである。
  • 2025年5月20日
    わたしは灯台守
    わたしは灯台守
    最後に表題作の中編を読んだ。 独りよがりではた迷惑、病的な認知のゆがみと錯乱すら疑いたくなるほど徹底した個人の物語なのに、胸の内を描写する言葉があまりに美しくて受け止めかたが難しい作品だった。はっきり言えるのは、海にモノを投げ捨てるのはやめてね、ということだけ。 収録されているほかの短編と同様、狭い世界で、主人公だけが「間借り人」という自意識に翻弄されている。厄介ごとをもたらす世俗とのつながりを遮断しようとする一方で、すべてを断ち切る胆力はなく、顔も名前も知らない他者をストレスの捌け口にしてしまう。不愉快な要素を排除した完璧な理想を追いかける姿は、奇妙を通り越してだんだんと恐ろしいものに見えてくる。ひきこもり・ぶつかりおじさん・ネトウヨの性質、よくない側面をつめ込んだような言動。愛情と解放とを求めながら孤立無援を恐れる妄執が苦悩の源だから、おそらく主人公が満たされる日は来ない。 でも、他者の介入なく誕生する人間はいないし、単独で生きていける人間もいないから、あらゆる人は、いつでも・どこにいても・誰に対しても「間借り人」であると思う。 以下210ページから引用。 "翌日、わたしは海軍省に電話をかけた。彼らは当惑しきっていた。電話の相手は涙にくれていて、彼が発する言葉の母音には小さな黒い喪章がつけられていた。子音は喪服を着ていた。"
  • 2025年5月19日
    センス・オブ・ワンダー
    センス・オブ・ワンダー
    装丁と装画、挿絵が美しく目を引く1冊。 『センス・オブ・ワンダー』の新訳が気になって手に取った。新潮文庫の上遠恵子訳と並べて一文ずつ比べながら読むと、たしかに異なる語彙や表現が使われていることがわかるものの、おぼろげな記憶のなかから作品の印象を掘り起こすように読めば大きな差はないようにも思えた。原書を読んでいないので、どちらの訳もそれぞれよいと思った。 「そのつづき」として収録されているエッセイは、残念ながら好みではなかった。著者のことは知らないが、お子さんの話す言葉に訛りがないのがふしぎだったし、実践の"お手本"を見せられているようで息苦しく感じてしまった。
  • 2025年5月18日
    「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室
    むかし授業で習ったきり忘れていた噴火のしくみを丁寧に説明してもらい懐かしく思った。馴染みのある「46億年」というフレーズのほかにも、解説で扱われる長さや質量、時間のスケールが大きすぎて楽しい。 1冊を通して、研究者が一般市民に知ってほしいこと、さまざまなデータや予測のなかから厳選してこれだけは伝えたいという情報がくり返される。2030年代はもうすぐ。著者によるブルーバックスや新書も読みたい。
  • 2025年5月17日
    「地震」と「火山」の国に暮らすあなたに贈る 大人のための地学の教室
    講演を文字に起こしたような文章で、図解も多く読みやすい。本書とは別に地図帳や地球儀を用意して眺めながら読むとより楽しく感じられる。巻末の索引は気になる用語や忘れてしまった内容を探したいときに便利。
  • 2025年5月16日
    極北の海獣
    極北の海獣
    帯の裏に地図が!
  • 2025年5月14日
    ペンツベルクの夜
    ペンツベルクの夜
  • 2025年5月14日
    そして砂漠は消える
    そして砂漠は消える
  • 2025年5月14日
    太古の海の覇者 海生爬虫類図鑑
    太古の海の覇者 海生爬虫類図鑑
  • 2025年5月13日
    歌の祭り
    歌の祭り
    文庫化 長らく品切れだったからうれしい
  • 2025年5月12日
    にんぎょのいちごゼリ-
    にんぎょのいちごゼリ-
    絵本と児童書のちょうど中間のような幼年童話。朗らかな絵柄に惹かれて手に取った。チッチかわい〜〜
  • 2025年5月12日
    わたしは灯台守
    わたしは灯台守
    5〜8作目をゆっくり読んで、腑に落ちない物語が続いたので、あらためて最初から8作目までを読み直した。初読の印象のとおり、1作目と2作目が好みだという再確認になった。 いずれの作品も、他者との親交、未知なるものの発見、頂上や高み、幸福だった過去など、手に入らないものを求めつづけて殻に籠もる男性の孤独を描いているように感じた。美しいことばによる情景描写と新約聖書のエッセンスが特徴的だが、個人的に恋愛の機微を愉しむ素養を持ち合わせていないため、主人公の飢えや悩みを深く受け止めることが難しい。
  • 2025年5月10日
    わたしは灯台守
    わたしは灯台守
    4作目『地獄の入り口からの知らせ』を読んだ。 これは今までの3作品とは毛色が異なる物語のように感じた。発想はささやかながらユーモアがあり、主人公の内面については許容される範囲での気色悪さが描かれている。ただ、物語の向かう先があらかじめタイトルで"地獄"と定められている理由はわからなかった。
  • 2025年5月8日
    わたしは灯台守
    わたしは灯台守
    2作目と3作目を読んだ。 『六時十八分の風』を読んだあと、よくわからないけど不思議ですこし怖くてなんとなく好きだな、と思って、もう一度読み直したけどやっぱりわからなかったので、そのまま『国境』を読んだら、さらにワカラン度合いが上がってしまい、楽しくなった。『国境』のラストはとてもよかったけど、全体としては2作目のほうが好みの雰囲気だった。 わからないのに好きとか楽しいとか感じるのはめずらしい体験なので、わからないを引きずったまま明日は4作目を読みたい。
  • 2025年5月8日
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