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fuyunowaqs
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@paajiiym
読んだ本の内容と感想を気ままに載せます 2025.03.07〜
  • 2025年7月12日
    11ぴきのねことへんなねこ
    ゼノフォビアや差別主義が急速に顕れる社会がいやでいやでたまらなくて、そんな時に思い出した。 かわいい絵柄なのに11匹の猫はこわい。ずるくて、わがままで、いじわるで、卑怯な、大きなかたまり。たった1匹のみずたまねこの心の内は結局見えないまま、物語は終わってしまう。みずたまねこが機転の利くかしこい猫だったおかげで、悲惨な結末が避けられたように思う。かわいい絵柄だから余計につらい。11匹の猫にはなりたくない。
  • 2025年7月11日
    あえのがたり
    あえのがたり
    掲載順に前から読んだ。 それぞれ1万字ずつなので、集中が切れる前に物語がまとまってくれてありがたい。ただ、個人的にアンソロジーを主催する苦労のようなものを思い出して肚が重くなった。読み終えて、いいな〜と思ったのは次の2作品。 蝉谷めぐ実さん「溶姫の赤門」: 心細かった溶が、自分はここにいてもいいんだと信じられる体験がていねいに描かれていて、胸があたたかくなった。 小川哲さん「エデンの東」: 収録作品のなかで唯一声をあげて笑った。"私は激怒した。"がおもしろすぎてだめだった。一生に一度しか使えないであろう手法でこの企画に参加された作家の遊び心を感じた。
  • 2025年7月10日
    あえのがたり
    あえのがたり
    能登半島応援チャリティー企画の短編集。 名前は聞いたことがあっても読んだことのない作家ばかりなので楽しみ……だったけど、すこしずつ不安になってきた。
  • 2025年7月10日
    南洋標本館
    南洋標本館
  • 2025年7月10日
    そして砂漠は消える
    そして砂漠は消える
    主人公サマァのサバイバル描写を追いかけるのが楽しくて、あっという間に読み終えてしまった。絶望的な状況で一日一日を懸命に/捨て鉢に、冷静に/パニックになりながら生き抜く姿がまぶしかった。ただ、いちばん読みたいところがエピローグのように手早く片づけられていて、茫然としてしまった。正直受け止めるのがむずかしい。自分がこんなにもサマァに惹かれていたとは、物語が終わるまで気づかなかった。すべて読み終えて本を閉じてから寂しくなり、カバー下の装画に慰められた。
  • 2025年7月9日
    そして砂漠は消える
    そして砂漠は消える
    読み始める前に、いつものくせでカバー下を見てしまって後悔した。この仕掛けは! 本を読み終えてから見たかった! はやる気持ちを抑えて、急がないように注意しながら読みたい。想像をかきたててくれる装丁はアルビレオ。いつもありがとうございます…
  • 2025年7月8日
    楽園の楽園
    楽園の楽園
    発売前から気合いの入ったキャンペーンで話題になっていたし、書店では派手な全面箔が際立つのでどうしたって目を引いた。美しい装丁はやはりアルビレオ。文字組み、とくに本文フォントが物語に合っていてよかった。 冒頭で「人間の三大欲求」に触れた箇所を読んでがっかりしたが、その印象を忘れるくらい器の大きな作品だった。広がりがあって、深く沁み入るような、穏やかな短編。コンパクトな文庫版が出たら、非常用持ち出し袋に入れたい。 作品の内容とは無関係の感想だが、巻末に挙げられた参考文献が5冊しかなくてびびった。作家ってこわい職業だなと思った。 以下24ページから引用。 "「さあ。ただ、確かに感情はごちゃまぜにしないほうがいいのは確か。悲しみと後悔をいっしょくたにしないほうがいいし、不満と怒りは切り離したほうがいい」"
  • 2025年7月7日
    超深海への旅(たくさんのふしぎ)
    一緒に潜水艦に乗っている気分になれる
  • 2025年7月6日
    割れたグラス (アフリカ文学の愉楽 1回配本)
    とあるバーの常連である主人公が、周りの酔客から打ち明けられる傷跡の物語を書き留めた作品。伝聞を書き記した内容と主人公自身の言動がシームレスに繋がっていて読みやすい。 本書の特徴として、古今東西のさまざまな文学作品の名前や設定を引用しているが、あまりにも引用が多い(訳者あとがきによれば170以上とのこと)ので、イソップ寓話のカラスを思い出した。知っている人はひとつひとつ寄り道をするように記憶の中の読書体験を掘り起こしながら楽しめるだろうし、知らない人はこの場面で引用された作品はどんな内容だろうと想像しながら楽しめると思う。ただ、個人的に溺愛している作品の引用のされ方が気に入らなくて腹が立ったし悲しくなってしまった。
  • 2025年7月5日
    かぐやひめ 竹取物語より
    中井智子さんの絵がきれい。表紙の髪と着物も見事だけど、荒れ狂う海と静かな夜空がとても美しかった。
  • 2025年7月3日
    割れたグラス (アフリカ文学の愉楽 1回配本)
    区切られている前半部を読み終えた。 おもしろい・気持ち悪い・くだらない、のバランスが絶妙で楽しい。好みの内容ではないのに、欲にまみれた各人の語りが薄っぺらくてビビッドで転がされるようにページをめくってしまう。 実在の人物や作品、商品の名を借りる場面が多く、注釈が細かい。全部拾っていては冗長になるから省略されたのだろうが、112ページの『コレラの時代の愛』に注がついてないのはすこし不自然に感じた。
  • 2025年7月3日
    コンパートメントNo.6
    コンパートメントNo.6
  • 2025年7月2日
    割れたグラス (アフリカ文学の愉楽 1回配本)
    発売前から気になっていたものの、公開された書影が不気味で本棚に迎えるのをためらった……けど思い切ってようやく手に取った。 国書刊行会は海外文学の翻訳を精力的に扱ってくれるので毎月欠かさずチェックしているが、数年音沙汰のないタリアイ・ヴェーソス・コレクションの2冊目と3冊目について、そろそろ続報が聞きたい。
  • 2025年6月30日
    緑の霧
    緑の霧
    植物や昆虫とコミュニケーションがとれる少女と、その家族の物語。 魔法と科学の境目があいまいで、ファンタジーというよりは児童向けのマジックリアリズム小説のようだった。強引な展開もあったけれど、主人公に応えてくれる草や虫たちがたくさんいて楽しい。また、子どもの目から見たおとなの描かれ方が印象的だった。完璧な善人も悪人もいない、ものすごく頼りになる人もいなくて、誰もが多面的で不完全な個人だった。
  • 2025年6月29日
    緑の霧
    緑の霧
    背表紙のデザインがかわいくて惹かれた。装丁は中嶋香織さん。
  • 2025年6月28日
    SDGs入門 未来を変えるみんなのために
    SDGsについて、歳の離れた人に関心を持ってもらえるような説明のしかたがむずかしくて、参考のために読んだ。
  • 2025年6月21日
    未来に残したいウクライナの木造教会
    めちゃくちゃ楽しくて我を忘れる 自分がこういうものをこんなにも好きだったなんてぜんぜん知らなかった
  • 2025年6月21日
    NHK出版 学びのきほん 使える儒教 (教養・文化シリーズ)
    鈴木千佳子さんの装丁とイラストがうれしい学びのきほんシリーズ。 以前読んだ同じ著者のべつの読み物もおもしろかったし、今回も読みやすくて親切な内容だった。"使える"という強めのタイトルに偽りなし。 第4章の後半に書かれた「抽象化してはならない」は、身に覚えがありすぎてムズムズソワソワヒヤヒヤした。恥ずかしい。なにもかもすぐに忘れてしまう怠け者だから、テロップとしてつねに視界のどこかに表示しておいてほしい。
  • 2025年6月19日
    シェルフ・ライフ
    シェルフ・ライフ
  • 2025年6月18日
    書物学 第27巻 近代製本の100年: 明治・大正・昭和
    目次見るとちょっと難しそうだけど読んでみたい
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