
Aquaporin
@aquaporinase
2026年7月4日
言語化するための小説思考
小川哲
読み終わった
面白かった
かなりエンタメによった視点で書かれていて、新鮮だった。
モチーフの取り扱い方については、違う考えを持ったいる思った。
事前に意図しない回収を後からするという視点は近いけれど、回収しなければいけないかはもう少し抑えた考え方をしたい(必要という見方はわかる)
4章
読者とのすり合わせについて。
目の端でぼんやり見ていた事柄だけれど、
意識的に考えたことがなかった。
違う章だったか。
全く知らない人と話すことと、新人賞の選考を重ねていたけれど、
世界を立ち上げて、立ち上がった世界にいきなり入ってもらう際に、読者にどのように世界を作ってもらうかのところ。
私は三島由紀夫が好きだけれど、有名作品が苦手で、世界に入っていくのがしんどいからだというのと重なる。
この部分を、日記や日常という題材を使うことによって、立ち上げてもらうように意識はしているが、逆にいうと、そこから出た題材を作る場合は、クリシェ的であろうとも、世界を作ってもらう段階が必要になりそうだ。
12章
会話文の書き方と小説が小説であることを紐づけるところが特に新鮮
最後の小説も面白くて。
小説を書いて生活をしていくこと、影として映る小説を書くことによって生活しないことを考える。
読者を商業的に意識することとしないことの違いがここで生まれる。
いずれにせよ読者を意識すべきで、
現代エンタメ的ではなく、根源的なエンタメ的で子供が読んで面白いものを狙いたいと思うし、
その流通経路を遺産相続とか本当に限りなく現実的な形で考えないといけない。

