言語化するための小説思考
195件の記録
成功者の味方は怠慢な他人@No_Read_No_Life2025年11月15日読み終わった借りてきた小説家の小川哲が小説に対する考えや、実際に小説書いている最中に考えている事を学べる一冊。 作者と読者の間にある情報格差によって、それが謎解きになるかミステリになるか決まる。 どれだけ読者に「私に向けられた話だ」と思って貰えるか、と言う点が赤の他人に自分の話を聞いて貰うための文章技術である。 アイデアは生み出すものではなく、見つけるものであり、「視力」である。 「小説家の仕事の一つは偏見から読者を解放する事である。」よく小説を読むことのメリットととして、他者の視点で物事を見ることが挙げられるが、まさにこれに当てはまると感じた。自分以外の視点を体感する事で、自分が持っていた偏見から解放される。自分は読書で似たような経験を何度もしてきたので、とても納得させられた。 勝利条件が未だに定まっていないからこそまだ小説はAIに代替されていない。 1100円
数奇@suuqi2025年11月14日読み終わった「小説の書き方指南書」ではなく、「小川哲の脳内ってこうなってるのか〜」という点を楽しめる一冊。「小説とは何か?」を小川哲なりに噛み砕く内容になっていて、小説を書かない自分にとっても面白く読むことができた。創作をする者としても共感できたりできなかったりする部分があって、自分の考え方と向き合うよい機会にもなった。巻末に収録された書き下ろし短編も「小説を推敲する」話になっているので実践例として読むことができる。しかし小川哲ってひねくれた作家だな〜と思う。そこが魅力的であり好感が持てると改めて実感した。



yam 2@moon_99hak2025年11月9日読み終わった小説好きな人に是非読んでほしい~!!! 自分がぼんやり感じていた作家との相性について「小説法」の話で腑に落ちました。 私は特にキャラクター関連法が厳しいタイプだと思う。キャラ立ちがどうとかすぐ言うので…(すみません) あいのりの話と便所サンダルの話が面白かった。(^^)d 私も中学の頃、周りの友だちがみんな見てたから一応見てたけど途中離脱した笑
it_shine@it_shine2025年11月9日読み終わった読み終わった今、読みかけの小説を読みたくなっているけれど、それは多分なんでもいいわけではなくて、しかし、何かを読みたいという衝動に駆られ、そして、何かを書きたく、というか企図したくなる。自分という人間がなぜ生きているのかを企みたくなる。 この本で書かれていることは、小説の一端でしかないはずで、こういうことをヒントに自分の世界、小説の読みを深めろとか、書いてみろということなのだろう、きっと。小説を読むことも書くこともきっと楽しいことなのだ、私は書いたことはないけれど、最後の掌編からそういうことを感じた。 生きていてそのエピソードなり、出来事なりに「小説」を感じることがあるとしたら、それは楽しいだろうし、それは視力なのだ、ということは、鍛えることができるかもしれないし、自分がどれだけ小説眼を持とうと気を張っているかということなのかもしれない。ある種の執着なのかも。 小説家が小説を書いている時に考えていることの一端を言語化した、というのがこの本なのだろう。タイトルはなんだかミスリードのような気がしてしまう。








づー@zuu_dayo2025年11月4日気になる先日ちょうど同人の原稿を書きあげた直後にこれをTwitterで知った タイミングが合わなかった 筆が乗ってる時はパッションで書き進められるので気にならないけど、筆が乗らない時ほど粗が見えてより筆が乗らなくなるので、そういうときパッション無しでも知識で文章を構成できるようになりたい

森々@mori_hkz2025年11月2日読み終わった自分は小説を書く人より読む人の目線で読んだんだけれど、とても面白かった。 自分が「この小説面白い!」と思う理由が書かれていて納得した。もちろん文章を書く時にも使える考え方も多く勉強になる。 特に納得した(勉強になった)のが ・小説法の違い ・読みやすい本とは登場人物と読者の情報量の差を最小限にすること ・「書いてしまったこと」から「新しい視点」は見つかる(新しい情報は見つけるのが難しい) ・感想を一から考えるのは難しいので、誰かに誘導してほしいという欲求がある(仮説) ・小説の会話文は情報だけ付け加えた「会話の劣化版」ではいけないし、景色や内面描写も「景色の劣化版」「心の劣化版」になってはいけない。その表現は何のために、誰のために存在するか考えなければいけない。 というところ。 実用書としても面白いだろうけど、エッセイと思って読んでも面白いと思う(個人的にはエッセイよりでは?と思っている)





きん@paraboots2025年11月2日気になる気になる本。 読んでから評価したい。 が、最近はなんでも言語化したがるのかなぁ。手っ取り早く済ませたいのかなぁ…結構この手の本が多くなってきているように思う。 言語化って、共通の言語や価値観みたいなものがプラットホームにあって、それを共有できる前提で論が進みがちだけど、物事を仕分けしすぎると、案外分かり合えないようなことがまぁまぁあったりすることに気づく。 それをそれとしてそこに置いておくみたいなことがあまりなくなってくると、分断化が顕著になって、なんだかとても生きづらい気もしてる。








紙村@kamimura_2025年10月29日読み終わったこの本そのものが「わたしのための本だ」と思わせられてしまっている時点で、なんだか小川さんに負けたような悔しさがある(もちろん、これは最上級の褒め言葉である)。頭がいいひとは小説を書いているときにこんなにいっぱいのことを考えているんだなあと思ったけれど、自分も小説を書いているときには情報量とか、問いに価値があるかとか、考えていることは考えていて、だからこの本は教示する本というよりは言語化の本で、言語化というのは快楽なので、気持ちがよかった。『エデンの東』がサイコーにおもしろかった! 何回も笑った。『ほんへ』って感じがする。




445@00labo2025年10月27日気になる小川哲に最寄駅を言うと棲家を特定されるらしい。 朝井リョウが言ってた。 言語化することがなんでもいいことのように言われる昨今には中指を立てたいし、人に読まれるために文章書いてるわけでもない。 本の内容がタイトルよりも、『執筆時の思考の過程を惜しみなく開陳!』の謳い文句に惹かれる。みんなどうやって小説書いてるんだろう?



鷹緒@takao_tanka2025年10月2日気になる言語化とか、伝わる文章とかいったテーマの本を、最近とみに見かけるように思う 「自分の書いていることが伝わらない」と思っている人が多いのだろうか SNSやってると確かにそう思わされる毎日ではあるが
はるのひ@harunohinouta2025年10月2日気になる見かけた今この本を見かけて気になった理由は、今自分が「言語化したい」とあまり思わなくなってるからかも。 なぜか少し前から何となく「あまり言語化したくない」モードに入ってる気がしていて。本の感想とかは読めば書きたいと思うし、こうして本にかこつけて少し言語化してしまってるけど… いろいろ言語化したくないのに惰性で言葉を吐き続けてるような。まだ自分でもこの感じが何なのかよく分からないのでとりあえず今の心情のメモ。

























































































































































