言語化するための小説思考
449件の記録
葉@leaf_litter2025年12月31日探していた本を本屋さんでようやくみつけたので購入、こちらに投稿するために本を検索したら私はこの本2回も気になるに入れていたのね、相当気になっていたんだなあ。
- 田圃@tanbo57752025年12月22日読み終わった頭よくてもまあいいこと書いてるんだろうね、でもわからんね、となることって多いけどこれはちゃんと重要な情報が詰まっている本だ!と感動。 文章を自分のために書かないこと、小説はコミュニケーション 大事なのは答えではなく問い どうやって体験していないことを書くか_具体と抽象 情報の差し出し方 劣化版会話にならないための会話文 小説の面白さは、執筆の過程でかならず生まれてくる。創作をする上で気をつけなければならないのは、過程で生まれてきたディテールに宿る「面白さ」の種を逃さないことだ。


-ゞ-@bunkobonsuki2025年12月20日「"誰が"言語化するのか?」 タイトルを見た時、それが気になって仕方がなかった。書き手?読み手? 答えは読んでみてすぐに分かった。表紙の上にある「小川哲」である。 本書は「著者が自分の文章術を解明する本」という内容になっている。文章術の暫定解を作家が導き出そうとする様が、読んでいて楽しい。 何より、勇気がある。 普通、文章術ではお手本の文章を引用する。そうした方が読み手に納得感を与えやすい。 だが、著者はあえてとことん自分の文章で勝負する。それでその例文が面白い。 例文として小説の文章が数行挿入されるのだが、それがまた興味をそそられる内容で、正直、本の内容よりそちらの続きを読みたくなってしまった。

五月晴@satsukibare2025年12月20日読み終わったとっても面白かったです!! たくさん「なるほど」「そういうことか」となるところがありましたが、特に、 「世評が高いけれど、自分には合わない小説があるときは、自分の小説法と著者の小説法が違っている」 「文学とは、ある人間の認知を言語に圧縮したものである」 に得心しました。 小川哲さんの小説は、何から読もうか迷い続けてまだ未読でして…まさかはじめましてが新書になるとは…。 YouTubeチャンネル「出版区」の企画「本ツイ」で小川哲さん回を観て、話し方がとても分かりやすく面白かったので、頭の中を覗いてみたくて手に取りました。 また、帯コメントのそうそうたるメンバーにも惹かれました。
栞@shiorinna2025年12月19日買った読み終わった小説家がどのように小説を書いているのかがわかる本。 小説と絵画の比較が面白かった。そもそも、小説は芸術なのか?という問い。 おもしろい本もおもしろくない本も、私たちは手に入れた時点でお金を払っていて、印税が作家に届く。印税は紙や製本代が関係しており、どれだけ価値があり読者に与えるものが多い本でも、あまり違いがない。反対に、ゴッホの書いた絵と同じサイズの違う人の絵では、金銭的価値は全く違う。 私たちが作家にお返しできるものを考えてみるに、何冊も買って印税を少しでも増やすことじゃなくて、読んで感じたこと考えたこと得たものを届けたり、誰かに同じ本を読んでもらうことなのかなぁ。










り@ryohei_132025年12月17日小説の読み方が少し変わりそう。小川哲さんが「おもしろい小説とは」「小説を書くための考え方」について書いている本。なるほどーと思うところが沢山あって、読書中にこの本を思い出すことが多そうだなと思った。「伏線は存在しない」「なぜ僕の友人は小説を書けないのか」などが刺激的で特に良かった。まえがきに「小説家ってたいしたことないんだなと思ってもらえたら嬉しい」とか書いてあったけど、全然そんなこと思えなかった。

橋本吉央@yoshichiha2025年12月15日読み終わった小川哲の、プライドの高さみたいなものが感じられてニヤリとした。 小説を書くということを小川哲なりにロジカルに分析していて、面白い。特に「文体」とはなにかということを「情報を伝える順番である」と捉えることは新鮮だが納得感もあった。 自分の主張を書くのではなく、問いから書き始めるというのも興味深い。読み手としては完成した作品を通読するわけで、それゆえ「作者が言いたかったことはこれだろう」と考えがちだけれども、書き進める作者側からすれば、それは結果であり、過程がどうだったかはなかなかそのまま受け取られない。小川洋子が物語のシーンを思いついて言葉にしていく、と言っていたのと少し近いように感じた。 なんだかんだ、小川哲の小説・文学への愛と、隠すことのできないプライドの高さ(それが持ち味でもあると思う)を感じられておもしろかった。



かつら@katurak2025年12月13日読み終わった全体として答えはない感はあるけれども、著者が推敲で自分のために存在している文章を削除するというくだりには、スゲー! ってなりました。私、自分のために文章書いてるんで、そこまではできないな……もしかして、プロとアマのちがいのひとつかな……。
こたつ@pgrpgar2025年12月13日読み終わった冒頭から述べられてきた作者が小説について考えるときの思索の流れが、最後の短編「エデンの東」で小説の改稿に悩む作家の姿を通してしっかり再現されていて「もう参りました」って感じだった。 作中で述べられている「なぜ自分は落ち込んだのか?」という自分の心の動きをニュートラルに捉え直す姿勢の話は、町田康氏の「俺の文章修行」でも述べられていたことを思い出した。小説を書ける人ってミクロとマクロの視点の使い方、捉えたものの整理の仕方が上手なんだなと思う。

sigure@__d1293o2025年12月8日読み終わったこれ本当におもしろかった! 実は小川さんの本まだ読んだことないんですが、絶対読もうと思った こんなに人の思考過程というか、考え方をわかりやすく知れることあるんだとわくわくが止まらなかった 私は小説を書かないので、書く人からしたらこんな考え方しない!って思う人もいるのかもしれないけど、小川さんからしたらそれもまた面白いと捉えて知りたがるだろうなと 「小説」を探す、というのも面白いし、何より私はその過程で描かれていた「自分の価値観を捨てる」という部分にやられた。普段特に考えている部分で (小説とは全く関係なく) 、何を見るにも自分の価値観から降りてものごとを捉えようとしていたんだけど、それがまだまだ足りていなかったことに気が付かされた 全編通してにやにやしながら読める新書ということでぜひ色んな人に読んでもらいたい!おもしろい!!

いあに@IANI832025年12月7日買った読み終わった言語化すると確かにそうだよねと思いながら読了。便所サンダルのくだりには笑ったし、小説ゾンビの十代後半からニ十代前半の滾りも身に覚えあるし、オチもいい。芸術作品に小説が入れてないというのも共感した。ただピンクの帯は煽りすぎじゃない? 5章の悪ノリしたのか? これも計算ずくなのか? 内輪ノリに見えてちょっと残念。


チャプ太郎@chapterofbooks2025年12月7日読み終わった・小説とはコミュニケーションだ ・おもしろい小説とはなにか このふたつの命題を突き詰めて書かれたこの本を読んでいると出てくる問いが、「おもしろいコミュニケーションとは?」になるのはある意味必然で、ここ数年エピソードトークで人を笑わせたい欲求マシマシの僕にとっては、小説云々の枠を超えて抜群におもしろい本でした。



sayo@sayo_6002025年12月3日読み終わった疲れていてもスルスル読める面白さ。 特に創作する人は面白く感じると思う。 こういうものづくりのこだわり本(こんなまとめ方では怒られそう)、色んな人が出してほしい。


- ささじま@ssjm1732025年12月2日読み終わった面白かった。小説のみならず創作全般、コミュニケーションにも関わる分析がこれでもかと鋭い切り口で説明されていて、ドッグイヤーが止まらなかった。定期的に読み返したい


炊き込みご飯@shiromeshi2025年12月2日読み終わった小川哲さんの文章を読んだのはこれが初めてだったのですが、わかりやすさ、というテーマに沿った、非常にわかりやすい文章だったなと思います。 ぜひ他の作品も読んで見たいと思いました。
ぬまざき@nmzk2025年12月1日読み終わった読んでたんだけど語っていなかったので今のうちに。納得するところと「そ、そうなんだ……!」と他人の創作物の考え方にびっくりさせられることと。 小川哲の作品を読んだことないのにこちらの本を読んだのでわたしが分からないことが多すぎた。 キム・チョヨプのエッセイと同じテーマが多々あり、やっぱり自分のインプットとそこから表出する世界の作り方ってちょっと面白いよなと。「SF作家の繋がりが見える……」と面白かった。
シマコ@_shi_ma_ko_2025年11月30日読み終わった帯に書かれた町田康さんの「目から鱗が落ちまくって視力が6.0になり、眼鏡を捨てた。膝を打ちすぎて膝が砕け、一歩も歩けない。」というコメントが私の心を掴んで離さなかったので購入。 ・ 具体的な例も多く読みやすくてあっという間に読了。これまで読んだ新書の中で最もスラスラ読めた。 ・ 小説が例えなだけでそのまま仕事に置き換えられる学びがたくさんあった。 誰のためのアウトプットなのか、意図は何か、どういう順番で伝えるとこちらの狙い通りの流れに持って行けそうなのか。無駄な情報になっていないかetc... ・ それでもやはり仕事の勝利条件はお金だよなあ、の気持ち。



涼元風花@suzu_fuuka2025年11月29日読み終わったお、面白いなぁ…! 自分は小説を書く側になったことはないけど、小説を読む側として普段どんな思考を持っているか、読書にどう向き合っているかを考えさせられてとても興味深かった。





おかゆ@okayu40302025年11月29日読み終わった@ カフェしがない二次創作書きでもある私がこの感想持つのたいへん僭越ですが、私が二次創作する際にあーだこーだと考えてるけどなかなか実現できないことがだいたいきれいにわかりやすく説明されててたいへん感動しました……
- ケ@aeeeea232025年11月29日読み終わった思考がめちゃくちゃ整理されていて読みやすく、理解しやすい。 自分の思考をどう相手に伝えるのかという点の説明がこんなにも鮮やかに書かれているなんて、と目を丸くした。 間違いなく出会えてよかった一冊だし、小説家じゃなくてもあらゆる文章、「伝える」という行為が苦手な人間にとって、得るものが多くあった。 本棚に置いておきたい本がまた増えた。

萌生@moet-17152025年11月23日気になる読みたい詳細のところを見てハッとした。そう、読む相手はこちらのことは知らないんだよなー! 本人は大河小説のつもりで書いていても、自分の中だけで完結していたりすると三日月湖になっちゃうし、小説に限らず文章を書くのは大変なことだと思う。
m@kyri2025年11月23日読み終わった@ 図書館あまりに自分がなにも考えずに文章を書いていたことに気付かされて頭を抱えたくなったけど書かずにいるより一億倍ましだと自分を鼓舞することにする 「アイデアの見つけ方」の章がおもしろかった




yomitaos@chsy71882025年11月17日読み終わった@ 電車言語化ヤクザの人と話をすると楽しいのだけれど、閾値を超えるとストレスになる。それは限られた時間での言語化のため、ほんらいそうは思ってないことでも言い切るスタイルを取るためだ。それって三流言語化ヤクザで、おもにITベンチャー企業によく生息している。 作家の小川哲さんは立派な小説言語化ヤクザだが、わからないことはわからないと言う。それこそ、今でも小説の正解がわかってないそう。この本は、そのわからなさを書きながら解きほぐしていく手法で執筆されている。我々読者は、小川さんと一緒にしてああでもないこうでもないと悩み考えながら読み進めることになる、少しめずらしい本だ。ジャンルは違うが、橋本治の本を読んでいる気分になる。 薄い本だが、小説づくりのエッセンスがぎゅっと詰まっていて、思いの外読み終えるのに時間がかかる。おすすめしたいエピソードは山ほどあるが、ここでは特に気に入ったものをひとつ。 自分なりの小説を見つけるために捨てるもの、それは「自分の価値観」。例えば自分が恋愛リアリティーショーが嫌いだとする。また考察系ユーチューバーへの懸念があるとする。しかしどちらも人気がある。 それはなぜか?共通するのは一次作品があって、それを講評する2次作品があるという構造だ。なぜ構造に需要があるのかというと、「多くの人は、誰かに解答を導いてほしいのでは」という仮説が立つ。ここに次なる【小説】のタネがあるのではないか--。 自分のありふれた価値観からは出てこないところから、小説のタネが出てくる。これは自分にとって目にウロコだった。 小説に限らず、ものを書く仕事をしている方なら、必ず得られるものがあるはず。


成功者の味方は怠慢な他人@No_Read_No_Life2025年11月15日読み終わった借りてきた小説家の小川哲が小説に対する考えや、実際に小説書いている最中に考えている事を学べる一冊。 作者と読者の間にある情報格差によって、それが謎解きになるかミステリになるか決まる。 どれだけ読者に「私に向けられた話だ」と思って貰えるか、と言う点が赤の他人に自分の話を聞いて貰うための文章技術である。 アイデアは生み出すものではなく、見つけるものであり、「視力」である。 「小説家の仕事の一つは偏見から読者を解放する事である。」よく小説を読むことのメリットととして、他者の視点で物事を見ることが挙げられるが、まさにこれに当てはまると感じた。自分以外の視点を体感する事で、自分が持っていた偏見から解放される。自分は読書で似たような経験を何度もしてきたので、とても納得させられた。 勝利条件が未だに定まっていないからこそまだ小説はAIに代替されていない。 1100円
数奇@suuqi2025年11月14日読み終わった「小説の書き方指南書」ではなく、「小川哲の脳内ってこうなってるのか〜」という点を楽しめる一冊。「小説とは何か?」を小川哲なりに噛み砕く内容になっていて、小説を書かない自分にとっても面白く読むことができた。創作をする者としても共感できたりできなかったりする部分があって、自分の考え方と向き合うよい機会にもなった。巻末に収録された書き下ろし短編も「小説を推敲する」話になっているので実践例として読むことができる。しかし小川哲ってひねくれた作家だな〜と思う。そこが魅力的であり好感が持てると改めて実感した。



User1@nrzrn2025年11月11日読んでる明日からビジネスに役立つ画期的な思考法 とかでは無くて、ちゃんと小説の文章の考え方が書かれていて、平易な文章でありながら目から鱗が落ちる内容だった。 知人、友人と最近読んで良かった本を話し合う事があるが、自分にとっての小説法(評価軸)って何だっけ?を開示した上で評価を語れると有意義な議論になりそうという気づきがあった。
it_shine@it_shine2025年11月9日読み終わった読み終わった今、読みかけの小説を読みたくなっているけれど、それは多分なんでもいいわけではなくて、しかし、何かを読みたいという衝動に駆られ、そして、何かを書きたく、というか企図したくなる。自分という人間がなぜ生きているのかを企みたくなる。 この本で書かれていることは、小説の一端でしかないはずで、こういうことをヒントに自分の世界、小説の読みを深めろとか、書いてみろということなのだろう、きっと。小説を読むことも書くこともきっと楽しいことなのだ、私は書いたことはないけれど、最後の掌編からそういうことを感じた。 生きていてそのエピソードなり、出来事なりに「小説」を感じることがあるとしたら、それは楽しいだろうし、それは視力なのだ、ということは、鍛えることができるかもしれないし、自分がどれだけ小説眼を持とうと気を張っているかということなのかもしれない。ある種の執着なのかも。 小説家が小説を書いている時に考えていることの一端を言語化した、というのがこの本なのだろう。タイトルはなんだかミスリードのような気がしてしまう。








yam 2@moon_99hak2025年11月9日読み終わった2025年ベスト小説好きな人に是非読んでほしい~!!! 自分がぼんやり感じていた作家との相性について「小説法」の話で腑に落ちました。 私は特にキャラクター関連法が厳しいタイプだと思う。キャラ立ちがどうとかすぐ言うので…(すみません) あいのりの話と便所サンダルの話が面白かった。(^^)d 私も中学の頃、周りの友だちがみんな見てたから一応見てたけど途中離脱した笑
づー@zuu_dayo2025年11月4日気になる先日ちょうど同人の原稿を書きあげた直後にこれをTwitterで知った タイミングが合わなかった 筆が乗ってる時はパッションで書き進められるので気にならないけど、筆が乗らない時ほど粗が見えてより筆が乗らなくなるので、そういうときパッション無しでも知識で文章を構成できるようになりたい

buuuuchan@buuuuchan2025年11月3日読み終わった小説家の頭の中丸わかりガイドブックのようで、もうなんか「すげ〜」で溢れた😮💨✨ 君のクイズを読んでずっと気になってた小川哲さんの本。 著者の言うとおり、「小説の書き方」ではないけど、ものすごく鮮明に小説家頭の中を見せてもらってる感覚になって、驚きと感動と尊敬とが入り混じる本でした👏🏻 本を書く時にそこまで考えてるのかという発見はもちろんたくさんあったけど、今後私が本を読む上でもっと楽しめるわ〜と思える考え方をたくさん手に入れた気がする🛁 小川さんが好きな人も、小説家を目指す人も、 小説が好きな人も、誰が読んでも面白い一冊でした!!! 🔖非常に世評が高いけれど、どうも自分には合わない小説があるー読書を続けていれば、誰しも一度ならず経験したことがあると思う。そういうときは、自分の小説法と著者の(加えて、その著者のことが好きな読者の)小説法が違っていることが多い。
森々@mori_hkz2025年11月2日読み終わった自分は小説を書く人より読む人の目線で読んだんだけれど、とても面白かった。 自分が「この小説面白い!」と思う理由が書かれていて納得した。もちろん文章を書く時にも使える考え方も多く勉強になる。 特に納得した(勉強になった)のが ・小説法の違い ・読みやすい本とは登場人物と読者の情報量の差を最小限にすること ・「書いてしまったこと」から「新しい視点」は見つかる(新しい情報は見つけるのが難しい) ・感想を一から考えるのは難しいので、誰かに誘導してほしいという欲求がある(仮説) ・小説の会話文は情報だけ付け加えた「会話の劣化版」ではいけないし、景色や内面描写も「景色の劣化版」「心の劣化版」になってはいけない。その表現は何のために、誰のために存在するか考えなければいけない。 というところ。 実用書としても面白いだろうけど、エッセイと思って読んでも面白いと思う(個人的にはエッセイよりでは?と思っている)





きん@paraboots2025年11月2日気になる気になる本。 読んでから評価したい。 が、最近はなんでも言語化したがるのかなぁ。手っ取り早く済ませたいのかなぁ…結構この手の本が多くなってきているように思う。 言語化って、共通の言語や価値観みたいなものがプラットホームにあって、それを共有できる前提で論が進みがちだけど、物事を仕分けしすぎると、案外分かり合えないようなことがまぁまぁあったりすることに気づく。 それをそれとしてそこに置いておくみたいなことがあまりなくなってくると、分断化が顕著になって、なんだかとても生きづらい気もしてる。








紙村@kamimura_2025年10月29日読み終わったこの本そのものが「わたしのための本だ」と思わせられてしまっている時点で、なんだか小川さんに負けたような悔しさがある(もちろん、これは最上級の褒め言葉である)。頭がいいひとは小説を書いているときにこんなにいっぱいのことを考えているんだなあと思ったけれど、自分も小説を書いているときには情報量とか、問いに価値があるかとか、考えていることは考えていて、だからこの本は教示する本というよりは言語化の本で、言語化というのは快楽なので、気持ちがよかった。『エデンの東』がサイコーにおもしろかった! 何回も笑った。『ほんへ』って感じがする。




読書猫@bookcat2025年10月28日読み終わった(本文抜粋) ”この国に法律が存在しているように、小説にも法律がある。(中略)問題は、「小説法」が人によってまったく異なることだ。“ “何が同じで、何が同じではないか。何が普遍的で、何を普遍化してはいけないか。その点に注意しながら、僕たちは知らない世界について書く。“ “文章で何かを表現するとき、「順番」をどうするか決める必要がある。というか、僕は「順番」を決めること以上に重要な要素はない、と考えていたりもする。” “小説とは、いわば文脈をコントロールする技術でもある。” “小説の書き手にとって唯一の手がかりは「自分が面白いと感じるかどうか」であるのに、小説を評価する基準は常に「読者(他者)が面白いと感じるかどうか」であり、この「原理的に埋められない差」が埋まらなければ、小説は面白くならない。” “アイデアは生みだすものではなく、見つけるもの──すなわち「視力」である、と僕は考えている。” “理解できないものが流行しているということは、まだ知らない「小説」を探すチャンスでもあるのだ。” “大事なのはどうやって自分の脳内に存在するものを他者に伝えるか、どうして小説という形式を選んだのか、という点を常に意識することだ。” “僕が生まれて初めて小説を書き上げたあと、最初にやった推敲は「自分のために存在している文章」をすべて削除することだった。” “小説は「作者が何を表現したか」ではなく「読者が何を受け取ったか」によって価値が決まる。”
445@00labo2025年10月27日気になる小川哲に最寄駅を言うと棲家を特定されるらしい。 朝井リョウが言ってた。 言語化することがなんでもいいことのように言われる昨今には中指を立てたいし、人に読まれるために文章書いてるわけでもない。 本の内容がタイトルよりも、『執筆時の思考の過程を惜しみなく開陳!』の謳い文句に惹かれる。みんなどうやって小説書いてるんだろう?



はるのひ@harunohinouta2025年10月2日気になる見かけた今この本を見かけて気になった理由は、今自分が「言語化したい」とあまり思わなくなってるからかも。 なぜか少し前から何となく「あまり言語化したくない」モードに入ってる気がしていて。本の感想とかは読めば書きたいと思うし、こうして本にかこつけて少し言語化してしまってるけど… いろいろ言語化したくないのに惰性で言葉を吐き続けてるような。まだ自分でもこの感じが何なのかよく分からないのでとりあえず今の心情のメモ。


鷹緒@takao_tanka2025年10月2日気になる言語化とか、伝わる文章とかいったテーマの本を、最近とみに見かけるように思う 「自分の書いていることが伝わらない」と思っている人が多いのだろうか SNSやってると確かにそう思わされる毎日ではあるが


































































































































































































































































































