
___.♡
@yuyurara
2026年7月4日
正欲
朝井リョウ
読み終わった
かつて読んだ
根底から覆る。意識が朦朧とする。容赦なく炙り出される。自分のものさしがいかに出鱈目であったかを気付かされ、ぐらついた。
この苦しみの形、深さを正面から受け止めたい。目を逸らしたくない。自分の思う価値観、正しさを振りかざして排除することはしたくないから。
安いエゴにも感じられるけど。知ったつもりでまた、誤ったものさしが生まれてしまうのだろうけど。
それでもやっぱり、線を引いて突き放すことはしたくないから。目を見て話がしたい。向き合いたい。
多様性だなんて一口にくくる事などできないひとりひとりの存在が、生きていくことそのものから否定されない世界を、守られる世界を、本書から少しでも学び、繋がりについて考えを巡らせたい。
どんな言葉を並べても本書を語ることばはすべて陳腐に感じられてしまうけれど。
それでも言いたい。
この小説が生まれてよかった。
この小説に出会えてよかった。



