
ななこ
@naco__1234
2026年7月4日
アフター・ユー
一穂ミチ
読み終わった
先週読み終わりました!
すごく良かったです。続きが気になってどんどんページをめくり、ところどころで涙しながら読み進めました。
読み終わり、その世界に浸って呆然とするような、素敵なお話でした。
一穂ミチさんの描かれる、人と人との優しく美しい絆の描写が大好きです。本作ではそこに身をきられるような悲しさ、寂しさが加わり、胸がぎゅっとなりました。
島や海の自然の描写も美しく、風景が目の前に浮かぶようで、それが切なさや苦しさを際立たせていました。
青吾さんと多実さんのお話ではありますが、私は青吾さんとさとこさんの関係性がとても好きです。同じ悲しみを持った二人が、恋や愛とは違った形の絆を築き、互いの気持ちに優しく寄り添うところが素敵でした。特に最後の「出口さんやお子さんに何か困ったことがあったら、いつでもどこでも駆けつけて、必ず力になります。出口さんが、それだけのことを僕にしてくれたから」という台詞がぐっときます。そして別々の方向に歩き出し、別々の人混みに紛れていくふたり。悲しい結末のお話ですが、この二人のラストに関しては、とても心強く感じました。
ラストシーンを読み終え、帯の「もう一度だけ、あなたに名前を呼んでほしい」という言葉を読み、表紙カバーの「お先にどうぞ」というポーズをとっているように見える多実さんを見て、涙が溢れて止まりませんでした。
一穂ミチさん、大好きです。他の本も読みたいです。

