
朋@
@tomo_nemui
2026年7月4日
読み終わった
様々な雑誌媒体で掲載された短編を集めた作品集。
星野源さんの楽曲や、おそ松さんモチーフの作品など意外性のあるものもあり楽しめましたが、個人的には一番乙一さんっぽいなと感じ好みだったのは「家政婦」。
幽霊が成仏する前に現れる屋敷にメイドとして勤めることになった女性と主人であるナイスミドルな中年作家、そして穏やかに笑う線が細くうつくしい息子。
コミカルな導入からミステリーへと移り、不気味で底の見えないとある少女の死に様を追うようになる展開はそこはかとなく魅力があり、淡々としながらも香る死の匂いはあの頃の乙一さんを思い出させます。
20年経った今でも楽しませてくれる氏の作品に感謝と懐かしさに浸れる良い読書時間でした。

