
もりもと
@mori_11
2026年7月4日
シェニール織とか黄肉のメロンとか
江國香織
読み終わった
ああ面白かった。
学生の頃からの気心知れた50代の女性3人を中心に、いろんな人の視点で語られる日常の物語。それぞれの小さな出来事の連続が立体的な世界を作り出していて、すっかり入り込んで読みました。
とにかく女たちの会話が楽しい。
恋愛体質で何事もドラマチックで大胆な理枝(いかにも江國作品の登場人物らしい、と思う)がふと発した
「結婚って、基本的に子供がすることでしょ」
とか、
夫に先立たれて娘と暮らしながらも好奇心旺盛で若々しい心持ちの高齢者、薫さんの心境を描いた
「生きている男性はいてほしくないときにもいるし、いてほしいときにはいなかったりするものだ。」
というところなど、
さすがだなーと思わされる一言に満ちていた。
解説で金原ひとみさんも書かれているけど、人生の少し先ゆく先輩である江國さんが物語を通じて中年女性たちに行くべき道を見せてくれるようで、頼もしくうれしかった。



