
はぐらうり
@hagurauri-books
2026年7月5日
ゾンビ回収婦
小砂川チト
読み終わった
芥川賞候補作。この人以外に、誰がこんなもの書けるのか。今思えば『家庭用安心抗夫』がいちばんわかりやすかった。『猿の戴冠式』は難解で、本作も行って戻って何回も読んでやっと表層を理解。
急げ、急げ、結果出せ。急げ、急げ、ミスすんな。改善しろ向上しろ発展しろ進歩しろ、死んでもミスんな、進化しろ。
現実は皆がNPCのようで、VR世界にはNPCじゃないような人がいて。AIに振り回される世の中への風刺が効いている。
テーマはよりわかりやすいものの、大江・平野の系譜に繋がるものがある気がする。これまでと比べて普遍的ではないのかもしれないけれど、二十年後の大家のよう。選考委員はどんなふうに評価するんだろう。