くろみつきなこ "みんな蛍を殺したかった" 2026年7月5日

みんな蛍を殺したかった
みんな蛍を殺したかった
けんご,
木爾チレン
木爾チレンさんが書かれた作品読むのは3冊目だけど、どれも内容は不穏で重い雰囲気ではあるものの読みやすく、内容にそぐわない軽やかさを感じて毎回不思議になる。 内容が軽やかに感じるわけではなく、軽やかな内容の本を読んでる感じで重い話を読み進められるような感じで。 誰か一人だけの視点で進んでいたら他の登場人物の言動にもっとモヤモヤしてただろうけど、視点が変わるからフラットな気持ちで読めた。 ただ好きな登場人物を見つけることはできない、人間の醜さや嫉妬が詰め込まれている作品だった。 事前に知っていた内容から想像していなかったくらい命を落とす人数が多いし短い範囲でどんどん亡くなるせいか、ちょっと命軽くないか…?と思ってしまったところもあるが、命云々というより生きている人間の内面的な部分の話なんだなと。 表紙のイラストとタイトルに惹かれるものがある作品でもあった。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved