みんな蛍を殺したかった

15件の記録
- ちーさん。@dokushumi122025年5月29日心に残る一節『一度でいいから、可愛いというだけで、誰かに愛されてみたかった。』 『底辺の人間に対して、女の子の怒りのスイッチは簡単に入る。絶対に勝てると、わかっているからだ。可愛くデコレーションされた長い爪で髪の毛を掴まれながら、まるで他人事のように、それは世界一可愛い武器なのかもしれないと思った。 嗚呼、どうして、女の子という生き物は、こんなにもこわいのだろう。 ゲームにでてくる、どんな強敵よりと、おそろしい。 それに、痛くても、悲しくても、言葉だけは防御できない。』 『人間は中身なんていうけれど、あれは普通以上の人だけが持てる思想だと、ボクは思う。 醜いと、見た目だけで、中身まで腐っていると認識されてしまう。』 この辺りめちゃくちゃ共感。
- F@piyo12002025年5月26日読み終わった借りて読んだ。 イヤミス(イヤなミステリー)ってこんなに人死ぬの!?、死や殺人がボコボコ怒るので、全体的に軽い印象があった。 ただ、どんでん返しは面白かった!急展開に引き込まれた。親子関係が途中からよく分からなくなってきたが…
- ちーさん。@dokushumi121900年1月1日読み終わった初読み作家さん。 鮮烈な回想シーンから始まったプロローグ。 死んだ蛍は一体何を考えて、「私」と仲良くしてくれたのか? 主に3人のオタクたちの視点で進んでく物語。 前半が学生時代の黒歴史時代、後半が大人になった彼女たちの現実。 圧倒的にこっち側だったからこそわかる、ルッキズムへの執着心。 美しいものに心惹かれ、憧れ、それでもなれないリアル世界に心の底から絶望する。 1軍女子の蛍がどうして、私たち陰キャと仲良くしてくれるの? その疑問がずっと心に残ったまま、場転し話は進んでいく。 引きずり出された感情が、なかなか戻ってくれないんだ。 黒歴史シリーズらしいので、このまま第2弾も読んでみようと思ってます。