かにぱん "私とは何か 「個人」から「分..." 2026年7月5日

私とは何か 「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)
「分人主義」によって、個人がコミュニティごとに性格や振舞いが異なったり、SNSと現実で全く違う人格になったりすることの説明がつく。 人をカテゴライズする/されるのが好きじゃないから、この本の考え方はその気持ちに寄り添ってくれるようで好ましかった。 ●「ペルソナ」と「分人主義」の違い "人間は確かに、場の空気を読んで、表面的には色んな「仮面」をかぶり、「キャラ」を演じ、「ペルソナ」を使い分けている。けれども、その核となる「本当の自分」、つまり自我は一つだ。そこにこそ、一人の人間の本質があり、主体性があり、価値がある。"(p5)とするのがペルソナ。 一方で分人主義は、"一人の人間は、「分けられない individual」存在ではなく、複数に「分けられるdividual」存在である。だからこそ、たった一つの「本当の自分」、首尾一貫した、「ブレない」本来の自己などというものは存在しない。"(p62)という考え方から出発する。
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